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岩合光昭 ねこ 展 [<正統、明るいダメ母編>]

あなたはイヌ派だろうか?それともネコ派?

九子はずっと自分はイヌ派だと思っていた。

だって猫など飼った事無いし、もとより我が家は目薬屋。

昭和57年まで家の裏にひなびた工場があって、もともとは軟膏状だった雲切目薬を三日ほど母が一人で機械を回して作っていた。
出来た軟膏を母屋に持って来て、またしても母が一人で調剤室やたまには台所で(^^;;蒸留水に溶かしたり、ビンに分けたり、箱に入れたり・・・。(のどかな時代でした。( ^-^))
本当に出き過ぎ母がたった一人で作ってたんだよねえ。信じられない!

とにかくそんな訳で、衛生上の見地からも我が家で犬猫を飼う事は長い間ご法度だった。

ところが祖父が脳卒中で倒れて、母が祖父のリハビリのために鹿教湯(かけゆ)温泉に行ってる留守に、我が家に泥棒が入った。
裏門を越えて庭からの進入だった。

それでやにわに犬を飼おうと言う事になった訳だ。(庭に放しておけば室内に入らないから、犬ならまあいいか!という訳。)
そのあたりのてんやわんやはこちらを見てください。( ^-^)

結局それ以降犬は3代か4代我が家に居続けた。孫が5人も次々生まれて、母が犬の世話どころじゃなくなってしまうまで・・。(^^;;

だから、ほとんど手の届く所に居ない猫よりは、犬の方が九子に近いと思っていた。


九子は、我ながらあっさりした性格だと思う。

隣の八百屋さんにゆきちゃんという可愛らしい看板犬が居て、犬好きなお客さんがみんな可愛がって、顔がひしゃげるくらい頭をなでたり体中をなでまわしたりしているのだけれど、九子はそういったことをした事が無い。

もちろん可愛いとは思う。だからゆきちゃんの顔を見れば笑うし、小さく声もかける。ただそれだけだ。
たぶん何も通じてない。(^^;;

とにかく手を出すというのが苦手なのだ。

一人っ子で出き過ぎ母になんでもやってもらって育った影響だろうか。自分から手を出さなくても誰かがやってくれるという状況に慣れてしまったのだろうか。

それとも小さい頃から自分一人の世界で遊んでいる習慣がついてしまって、人付き会いの淡白さが、ありとあらゆる物に対する関係性の薄さにつながって行ったものなのだろうか?

たぶん小中学校の調理実習のはてから薬大の実習に至るまで、九子はありとあらゆる場面で参加するイコール手を動かすと言う事に逃げ腰だった。(^^;;
そして今に至るまで、その状況は進展していないように見える。


岩合光昭のねこの写真展」は、どうしても見たいと思って行った訳ではなかった。(岩合さん、すみません。(^^;;)
ところが行ってみたら、偶然その日はサイン会の日で、まだ会場の「ながの東急百貨店」に残っていらした岩合さんご本人にサインを頂く事が出来てしまった。100人限定のサイン会で94番目だった。(なんという強運!(^^;;)

「ねこ」という今日の展覧会の写真のほとんどを、岩合氏が付けられた珠玉の一言といっしょに収められている写真集は、頬ずりしたくなるような猫たちでいっぱいだ。(なか見検索あり!)

ねこ

ねこ

  • 作者: 岩合光昭
  • 出版社/メーカー: クレヴィス
  • 発売日: 2010/03/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

その見返しに岩合氏が一冊一冊、猫のイラストを描いた上にMitu Iwagoとサインして下さった。

写真集を買ったのはM氏なので、もちろん握手はM氏しかしてもらえないと思っていたら、岩合さんが「どうぞ」と目くばせして下さり(のように思えて)、おずおずと(図々しく(^^;;)手を差し出す。

がっちりとした温かい手だったなあ。( ^-^)
M氏と九子は珍しく歩きで来たから、九子の手もあったかかった。
ああ、残念!もっと冷たくてほっそりした手だったら良かったのに・・。(^^;;

まあそんな訳で、俄然展覧会見るのに力入っちゃったのよねえ。( ^-^)

写真はもちろん素晴らしかったけど、一言せりふがとびきり良かった。
ネコの動作に感心したり、想像したり、時には突っ込みを入れたり・・・。そして撮影された土地名が入る。
さすが!岩合さん。ぴかイチの感性は、写真でも文章でも同じように発揮されるんですね。( ^-^)

たとえば岡山県の真鍋島では、外国のタイル屋根のようなマリンブルーの瓦屋根が並んでいる上に7匹の猫が等間隔に、ちょうど瓦一枚分だけ隙間をあけてお行儀よく並んですわっている。

それに対する岩合氏のコメントはこうだ。
「猫はプライバシーを大切にします。」( ^-^)

「遠路はるばるよくいらっしゃいました、と」と書かれた猫たちは、群馬県みなかみ町の2匹。
右側の大柄な猫がまるで満面の愛相笑いを浮かべている旅館の大女将で、左の若い器量よしの猫が美人若女将みたいな風情。

実は九子もちょっとやってみたのだけれど、小学生くらいのお嬢ちゃんを連れたおとうさんが、写真だけ先に見て、一言を当てるというゲームをやっていた。
いろんな風に遊びながら楽しめるのがこの写真展の良さだと思う。( ^-^)

日本の猫が多いのだけれど、外国の猫も時々まざって出てくる。
九子にとっちゃあ猫そのものにあんまり違いはないように思うのだけれど、猫好きなM氏はどこか違うと言う。


最後は岩合さんの飼い猫の天才「海くん」の写真だ。
岩合さんがカメラを構えると即座に身構えて気合の入り方が違う、生まれながらのモデル猫だったそうだ。


やっぱり猫はかわいい。九子は今日から断然ネコ派になったよ。( ^-^)


赤ちゃんが可愛らしいのは、誰もが庇護したくなるような可愛らしさを備える事によって敵から身を守るという自然の摂理だというのを聞いた事がある。
そして赤ちゃんの顔は誰もが愛らしいと思える黄金比で出来ているのだという。
動物の赤ちゃんもこれしかり。

考えてみるとネコの顔の方がイヌのそれより黄金比に近いのではないだろうか。
小さい時は黄金比の犬の顔も長じてくるとやたら長くなったりするが、猫族の方が一様に赤ちゃんの時の顔をとどめている。


九子は昔、パンダに憧れた。
あんなふうに食っちゃ寝してるだけでみんなにちやほやされて愛されるなんて、なんていい暮らしだろうと本気で思っていた。(^^;;

だけどよく考えてみたら、中国の山の中で毎日笹の葉っぱしか食べられない生活なんて冗談じゃなかった!

やっぱネコでしょ!写真展の中にも寝そべってるネコばっかりやたら多かった。
そうじゃなきゃ日なたぼっこしてるとか、お気楽そうなヤツばっかり・・。
いいなあ。なんてうらやましい生活!

でも飼い猫ならともかく、縄張り争いやら食料確保とか煩わしいし、生魚やキャットフードばかり食べさせられるのも大問題だ!

じゃあ結局何になるのが一番幸せなんだろう?

ちょっと考えるだけで正解はすぐに出た!(^^;;

お昼寝しながら雲切目薬売って、お掃除嫌いでも何も言われないし、美味しくないご飯も文句言わずに食べてくれるM氏が夫君で、誰にも命令される訳じゃなく、何やっても叱られる訳じゃなく、眠くなれば寝て、お腹がすけば食べて、こんなお気楽人生他に無いじゃない!
パンダや猫よりあなたの方がよっぽど幸せだよ。(^^;;

願わくはこんな九子の日記を読んで面白いとか楽しいとかばかばかしいとか思って下さる方があらわれて、世の中にはこんなに何にもしなくても何にも出来なくても生きていられる人がいるんだね、自分はまだまだ九子さんよりマシな方じゃんと思ってくれたら・・・。

そう。この日記がネコちゃんみたいに読んで下さるあなたの心を癒せたら一番いいんだけれど・・・・。( ^-^)


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浅葱

岩合さんの写真展、私も行きました!
良かったなんてもんじゃありませんでした。
で、犬派か猫派ですが
若いころは「断然、猫!」と思っていました。
30過ぎてから「やっぱり犬って健気でかわいい」とも思いました。
で、現在ですが「どっちもいいじゃない」に落ち着きました。
節操無くてスミマセン。
by 浅葱 (2011-10-10 16:02) 

ダイナ

私はネコも犬も好きだけど
ネコのほうが、飼いやすいのは確かです。
散歩させなくていいから!(笑)
でもって、ちゃんと自分の気持ちを持ってるんです♪
by ダイナ (2011-10-10 17:42) 

九子

浅葱さん、こんにちわ。( ^-^)
写真展、いらっしゃったのですね!
こういう時は長野みたいな田舎だとつくづくいいですよ。だって都会ならサイン一つ貰うのだって列になって並んで待って何時間でしょ?
九子はその日に行ってみたら、あら岩合さんがいらして、暇そうにしている!(^^;; こりゃもう行かねば!見たいな感じでした。( ^-^)

確かに犬は健気ですよね。
どっちもいい!も良くわかります。(^^;;

子供達が犬や猫を可愛がったり大切にしたりする感性だけは身につけて欲しいですよね。( ^-^)
by 九子 (2011-10-11 13:42) 

九子

ダイナさん、こんにちわ。( ^-^)

>散歩させなくていいから!(笑)
これ、決め手ですよね。( ^-^)

自分の気持ちを持ってることがわかるようになるまで愛してあげるってすごく大切ですよね。

飼ってた最後の犬はどこかに逃げてしまい(^^;;、以来我が家は子どもが多くて犬も猫も飼っていないので、末娘などは特に犬か猫を欲しがって居ます。たぶんこの家ではしばらくは犬も猫も飼わない日々が続きそうです。
by 九子 (2011-10-11 13:47) 

hirochiki

おはようございます。
ご訪問 & (^^)v ありがとうございました。
by hirochiki (2011-10-15 05:10) 

Cecilia

私は断然”猫派”です。
日本猫が大好きですね。犬はお散歩が大変なので私には飼えないと思います。
でも今の家は借家なので(禁止されているわけではないのですが)飼うことはできません。
by Cecilia (2011-10-15 10:44) 

九子

hirochikiさん、おいで頂き有難うございます。( ^-^)
お料理上手で羨ましいです。
これからもいろいろご教授ください。m(_ _)m
by 九子 (2011-10-15 23:37) 

九子

ceciliaさん、こんばんわ。
コメント有難うございました。m(_ _)m

ceciliaさんがネコ派というのは、わかる気がする。
自分の生活を大事にしていらして、人に流されない・・みたいな方なのかなと思っていました。( ^-^)

それとなんとなく、ピアノの上にはネコの方がイヌより様になりませんか?
by 九子 (2011-10-15 23:43) 

Cecilia

音楽好き(または音楽家)には猫好きが多いです。ピアノ好きな方は特に。
まあ犬派の方もいらっしゃいますが。
猫派だからとか犬派だからこういう性格・・・というのはなかなか言えませんが、ブログ上のお付き合いに限定しても音楽ブログで猫好きの方がとても多いです。
by Cecilia (2011-10-17 08:41) 

九子

ceciliaさん、お返事有難うございました。( ^-^)

>音楽好き(または音楽家)には猫好きが多いです。ピアノ好きな方は特に。

なるほど!面白いですね。( ^-^)
ちょっと今思ったのですが、イヌのお散歩でリードを強く引かれてしまうのはもしかしたらピアニストの大事な指に良くないのかもしれないって・・。

例によって思い付きです。(^^;;
by 九子 (2011-10-17 23:29) 

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