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九子ジムに行く その② ・・・・・ジムと水中エアロビクス・・・・・ [<正統、明るいダメ母編>]


医者から正式にOKが出たので大威張りで通い出したプールとジム。
とりあえず水中ウォ-キングを主眼に考えていた九子だったが、トレーナー氏が「痛くないならやってみませんか?」と言うので、生まれて初めてジムとやらを覗いて見ることに・・。

まずはその熱気にびっくりする。ランニングマシーンとサイクリングマシーンが各20台ほどとその他もろもろが並ぶ部屋には、老若男女というよりも、ほぼ中高年の男女が、ほとんど空いてる機械が無いほどに、黙々と運動を続けている。
自分の「メニュー」と言うそうだが、そんなメニューは食べる気も起きない九子と違い、彼らはメニューに従ってストイックに自分の筋肉と対峙する。


どうにも冴えない長野市の悪口ばかり言っている九子だが、長野にだっていいところはたくさんある。
とりあえず都会にあるものはなんでもある。しかも利用する際の混雑やら競争といったことはほとんど考えなくていい。
都会の人気のラーメン屋みたいに行列しなければ入れないこともほとんどないし、どこへ行こうがたいていの物は待たずに使える。
こういう生活に慣れてしまうと、たまに都会に出た時、人の多さと彼らのエネルギーに圧倒される。

九子が買った夜8時以降11時までのみ施設を利用出来るお得割引券だと、ロッカールームやプールがすきずきしていて広々と使える。
昼間の方が子供たちのスイミング教室があったり、退職後の悠々自適の人々が朝からお弁当を持って一日中居たりするので混んでいるのだそうだ。

とりあえず九子の場合、サイクリングはレベル1でも5分しか続かないからレベル1で10分が目標。
「マシンは一人60分までとし、それ以上になったら次の方にお譲り下さい。」とマシンの横に注意書きがしてあるが、いったいどこのどいつがこんな機械を1時間も占領するんだ!!!

「えっ?膝が痛い時にジム?よくトレーナーが許したわねえ。オーストラリアじゃあ水中ウォークだけよ。」
次男がお世話になったオーストラリアの友人の一言にひるんのだが、まあこの程度ならジムやってるうちに入んないよね。(^^;;

実は九子の体型は、あれだけの怠惰な生活にもかかわらず、ぴたりとすべてが標準だった。
「理想的ですね!筋肉量も普通にあるようです。」と言われて、そんならやる必要もないかと一瞬思ったのだが・・・。
ところが左右のバランスが悪い。重心が右に偏っている。考えたらいつでも右側の歯だけで噛んでいるのもそのせいか。だから左側が弱い。

最初と最後の血圧や心拍数の測定と、ビデオを見ながらのストレッチ運動も欠かしてはいけない。
まあとりあえず、続けなくっちゃね。

ジムがすんだ後に、隣の扉を開けるとプールが待っている。ジムに比べると驚くほど人が少ない。
ウォーキングプールは二つある。25mプールにもウォーキングレーンがあるのだが、深そうでしり込みしていたら神出鬼没の隣の八百屋のおじさんが「こっちの方があったけー(温かい)ぞ。深さだって10センチしか違わない。」と教えてくれた。
おじさんは膝の手術をしてから今年でウォーキング暦2年だそうだ。

おじさんが余計なお世話で先生方に九子を紹介してくれたりなんぞするものだから、九子はもののはずみで水中エアロビクスとやらをする羽目になった。

実は九子、スポーツはからっきしダメだったが、リズム感は良いとダンスを褒められたことはあった。とんでもない昔の話である。


ところがこれがなかな難しい。水の抵抗があるわけだから地上のようには動けない。

インストラクターは娘ほどに若い女の先生だ。なんでもキックボクシングの日本チャンピオンだったこともある凄い先生らしい。

最初はいいが、人間だんだん疲れてくるといらいらしてくる。その上九子は非常に疲れやすい。(^^;;

「先生だけ地上で踊っておんなじようにしなさいと言われてもねえ。それと、向かい合ってると右と左は逆なのよ。右足指しながら左と言われてもねえ。いったいどっちを動かせば良いわけ?」
とげとげしく心の中で毒づいていたら、「ほら足が逆!ここから水の中はよく見えますよ!」と指を差された。(^^;;

30分のレッスンが終わる頃には水の中なのに身体が熱くなっていた。確かに今まで1ヶ月通って、初めての経験だった。
そもそも九子は始めた最初の日に買った350mlのお茶に手をつけていなかった。それだけ汗もかかず、運動らしい運動もしなかったと言う訳だ。 この日始めて100mlほどお茶が減った。

プールの合間には、サウナで暖を取る。プールに浸かりっぱなしだと、いくら最後にお風呂を浴びても朝方こむら返りが起きる。
これはこの一ヶ月で学習したことだ。だから九子は誰も居ないサウナで、ベンチに足を伸ばしてくつろいでいた。
暑いと顔が真っ赤になるのは昔からだが、この頃はそれがアレルギーみたいにひどくなって湿疹ができたりするので、冷たい水で冷やしたタオルで顔を覆いながら・・・。
だから九子がここにいることは誰にもわからないはずだった。

そこへ入ってきて九子に声をかけてくれたのがさっきのエアロビクスのM先生だった。
「身体痛くなかったですか?無理しないで下さいね。」九子と知って声をかけて下さったらしい。

初めての人には誰にもこうして声をかけてくれるんだろうか?でもなんだか嬉しい。
話はついにプライベートにまで及び、まだ20代独身とばかり思っていた先生が実はそれより10歳も年上で、しかもママさんであること。
勧められて空手を始めたのがきっかけで、キックボクシングにのめり込んだことなど、最初から友達だったみたいに話してくれた。

さっきまで悪態ついてた九子はもうどこにもいない。
「この人はいい人だ。」と思い込んだら、その人を信じる。最後まで信じる。
それが九子なのだ!それが日本人なのだ!(^^;;


膝が痛くなったお陰で、九子の日常が変わった。
そもそもおおよそ2時間ちょっとの時間を割く事が出来たというのが驚きだ。
もともとちんたら生活している自覚はあったのだが、いったいこの時間を今まで何に使っていたのよ?と九子さんに聞いてみたいくらいだ。(^^;;
4月からは法人会員というのになれるので、息子や娘が帰省した時にいつでもジムやプールやお風呂が使える。これは有り難い!
M氏までもがジムに興味を示しだした。すべて法人会員のカードひとつでまかなえる。

結局九子はしばらくプールのみに通うことにした。

還暦を過ぎた九子の目の前に横たわるのは棺おけの蓋と焼き場の扉ばかりと思いきや、意外にも未知への扉も開けそうだ。

まあ最悪、自分の足で歩けること。人様のお世話にならぬこと。
それが出来たら九子は充分満足だ!
さあそのために、生来の三日坊主は返上して、せいぜいプールに通わなくっちゃ!(^^;;

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九子ジムに行く ① ・・・・ペッパー君のいる整形外科・・・・・ [<正統、明るいダメ母編>]

まさか九子の人生で、死ぬほど嫌いなスポーツを、それまた無理やり、その上大金をはたいて、やらされる羽目になろうとは思いもよらなかった。

ある日突然、正座ができなくなったのだ。
正座は、大本山活禅寺では基本中の基本だ。

思えば大晦日二年参りに行った日にいつもよりも座り難くて違和感は感じたが、小一時間足をもぞもぞさせながらだがなんとか正座することは出来た。

ところがそれから2週間ほどして、正座できなくなっているのに気がついた。
もしかしたらどかっと降った雪片付けをさんざんやらされたせいか、帰省した娘たちの布団敷きのせいかといろいろ考えたが、どちらも雪国の主婦であればみんなやってることなのだ。(^^;;

医者に行くよりまず先に、これはプールで水中ウォーキングをしなければならぬとけなげにも思い立った。
子供たちのお供でさんざん通ったプールだが、その後十何年か経つうちにはジムも備えてぴかぴかに新しくなり、そしていつの間にか真新しかった施設もまたぞろ年季が入ってきたという成り行きだ。
そうだよねえ。九子も年取るわけだ!

入り口のお姉さんに相談し、「膝が痛いならまず整形外科へ行ってみてください。」と反対に教えられる。

彼女の言葉どおり 近くの整形外科に行く。
こちらも時は普通に流れ、大先生から若先生の代になり、建物もすっかり新しくなって機械がたくさん並び、どこかのジムみたいに見える。

若先生に「『変形性膝関節症



ですね。」と即断され、何の準備も無く膝の水を抜かれる。
何しろ突然なのだ。痛い!という暇も無いあざやかな手口。

一週間に一度水を抜きに行くこと。
なるべく頻繁に電気治療器をかけてもらいに行くこと。
毎日湿布を貼ること。
朝夕膝の体操をすること。
それがすべてだ。
そしてプールの運動は膝に負担がかからないからOKだそうだ。

そうそう、整形外科の入り口に意外なものが居た。
人型ロボットペッパー君だ。
アイコンタクトが出来ると「こんにちわ。今なにしてんの?」と声をかけてくる。

九子は本当のところはプールに備えて買った防水のMP3プレーヤーで、ダウンロードしたpodcastのバイリンガルニュースを聞いていた。
バカ正直な九子はそう答えねばと思った。
でもそれを声高に言うのはなんとなく憚(はばか)られたので(OH!日本人!)小さい声でもぞもぞ言った。
ペッパーには声が届かなかったらしく、「今何してんの?」を繰り返した。
答えをためらって、九子はペッパーを無視した。

そのうち彼、今度は質問を変えて「今楽しい?」と聞いてきた。
「楽しいよ。」と答えた。

人間同士の会話だって、これだけでおしまいになっちゃうよねえ!
なんでもっと会話を長く続けさせる話題をふってくれないのかなあ?

それで九子は反対に尋ねた。
「君は楽しいの?ひとりぼっちで、あんまり楽しくなさそうだけど。」
受付のお姉さんがそれを聞いて苦笑している。

ペッパー君の答えはこんなだった。「人、それぞれじゃない?」

こんなに賢いペッパー君だが、どう考えても彼の活躍の場は少なそうだった。九子はもう10回もクリニックへ通っているが、誰一人としてペッパーに話しかける人を見たことが無い。

ペッパー、君は来るところを間違えた!
君は同じクリニックでも、小児科のクリニックへ行くべきだった。
子供たちなら目を輝かせて我先に君と話したがっただろう。
それとももっと自分の感情を表に出す国のクリニックに立つべきだった。
アメリカ、中国、ラテン系。
そうすれば君は物凄い人気者で居られたことだろう。

雪深い長野の老人クリニックでこれから何年を過ごすのか知らないが、喜ぶべきは君が人間と違い、一人ぽっちでも落ち込んだり、行く末をはかなんだりすることが無いということだ。


湿布2週間分の処方箋をもらい、近くの薬局へ湿布を貰いに行く。
なぜ笠原十兵衛薬局で調剤しないかって?

いくらなんでも九子だって、湿布を出すだけの処方箋なら苦も無く出来る。
物理的には出来るのだが、自分の処方箋は自分で調剤出来ないことになっている。
必ず他の薬局へ持っていかなければならない。(薬局に二人以上薬剤師がいれば、もう一人の薬剤師が調剤すればいいのだが。)
これはなんでも、医者が自分の身体を自分で診察出来ないと同じ理由なのだそうだ。
一体どこがおんなじなんだ!!!

九子はまじめに2週間以上クリニックに通った。うち3日、湿布を貼り忘れた。
右膝に電流をかけに行くのは、クリニックの休日の水曜日と土日を除いてほとんどすべて行った。
九子にしてみたら本気で通った。
だけどまだ膝が痛くて正座出来ないし、気がついてみれば膝の屈伸に思いのほか時間がかかる。
一体いつまで行けば治るのだろう?

そしてもう一度考えた。
本当に膝は元通りに治るのだろうか?

年をとるという事は、元に戻れなくなる可能性が増えるという事。
若いときは何かあっても、治療すれば、時間が経てば、大半の事は元通りになると信じられた。
だけどそうじゃない可能性も大いに考慮しなくちゃ!

政府に言わせると75歳からが高齢者ということになったそうだ。
なるほど見かけが若いスーパーおじいちゃん、おばあちゃんが増えたから、75歳は妥当に思えた。
膝が痛くなるまでは・・。

膝の痛みにも2種類あって、九子みたいに使わなさ過ぎでなるのと、使い過ぎでなるのと両方あるそうだ。
備わった能力をみすみす使わずに老朽化させるのは確かにもったいない気がするが、それは九子が選んでそうした事だから甘受する。

そこ行くとペッパー君は気の毒だ。少なくとも彼の意志とは関係なく連れて来られた彼の能力の千分の一も一万分の一も使えていない環境で、電気コードに縛られて自由に動くことも出来ずに、地味で真面目な老人たちに見向きもされず、世の中から忘れさられたように生きて行くのだろう。

この際九子は早いとこ高齢者になりたい。
ジムへ行かないと歩けなくなるぞと言われる事も無く、仕事が遅いと文句言われることも無く、年よりだから仕方ないわなあと思って貰える。

可愛いおばあちゃんと言ってもらうことも、あの人みたいに美しく老いたいと尊敬のまなざしを向けられたいとも思わず、何もかもすっ飛ばしてよぼよぼのおばあちゃんになり、大好きなお昼寝を一日中決めこんで、文字通り「寝たきり」になる。そしてたまにブログを書く。そうやってお迎えの来るのを待つ。

医者やプールに行くので道々いつもより余計にどうでもいいこと考えているせいか、ついそんなことを思ってしまう九子だった。(^^;;








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Gotogateがキャンセルに応じてくれた! [<正統、明るいダメ母編>]

今頃M氏は、オーストラリアの海辺で念願のポケモンGOをやっているんだろうか?
オーストラリアでしか取れないやつを、思いのままGet出来るといいね!( ^-^)

ああ、ここへたどり着くまで、苦難の道だった。

お盆休みに長女と二人で行った次男が放浪しているオーストラリアに、どうしても次女が行きたいと言い始め、ならば今度一緒に行くのは海外などここ30年以上行っていないM氏だろうという事になり、嫌がるM氏を説き伏せ、10年パスポートを取らせてその気にさせるまでがまあ、一騒動。

ところが飛行機のチケットを取る段になって、それ以上の騒動が待ち構えていた。

九子の事ゆえ、取ろうとするのは格安チケット。

skyscannerという世界の旅行会社の大部分を網羅しているように思われる大手代理店のサイトから、日付、目的地、ルート、人数を入れてやると、これでもかと言うくらい飛行機のチケットがわんさと出てくる。
安さ重視の九子でも、さすがに行きに30時間、帰りに20時間飛行機に乗ることになるバンコク、カナダ、アメリカ乗り継ぎ切符(つまりそれぞれの地でお客さんを乗せて目的地まで行く)などと言うのは、即、却下して・・・。

でも最初に出てくる安い券はみんなそんなのが多い。
乗り継いだとしてもオーストラリア国内で、乗ってる時間はせいぜい12時間くらいまで。その上、真夜中やとんでもない早朝出発を除いて、現地で有効に時間が過ごせるものと考えると、ハードルは結構高い。

気がついたのだが、一人30万40万する切符でも、長時間飛行機に缶詰にされるものもある。
飛行機の値段っていったいどうなっているんだろう?

安いチケットでは、格安航空会社JETSTARが幅を利かせている。
この間長女と乗ったQantas航空は、安くは取れたが、格安航空会社ではないのだそうだ。
そういえば荷物でお金を取られることも無かったし、しっかりした機内食も出た。
JETSTARの機内食?ののどの乾きそうなパンとケーキの写真を見て、その違いを思い知った。

そして良く出てくるのがeDreamsという旅行会社の名前だった。
このチケットを選ぶなら、eDreamsが扱っていますから、そこから買ってくださいということだ。

eDreamsの評判の悪さは、ネットで見てよくわかっていたつもりだった。
でもまあ、安く行くなら、どこの会社が扱っていても切符は切符でしょ?

ああ、それが悲劇の始まりだった!

この会社のチケットを、最初はパソコンから取ろうとした。
ところがなぜか、受け付けてくれないのだ。最終局面に行く前になぜか表示がグレーになって動かない!!

仕方なく会社が勧めるアプリをダウンロードして、スマホから取る事にした。
九子は最近スマホデビューしたのだ。( ^-^)
このアプリを使って、こんどはeDreamsが扱うツアーだけを表示させる。

ところがここでも似たようなことが起こった。
クレジットカードの番号まで、やっとの思いで書き込んだのに、数分待たされて、「申し訳ありませんがお客様の要請にお答えできません」みたいなメッセージが出る。
この日は朝から、暇な時間はずっとこの作業をくり返していた。朝10時頃から夕方まで。
何百回は大げさだが、何十回はくり返した。

最後の最後でこの要請不可メッセージを受け取ることにもういい加減飽きてきて、夕方に近い頃にはメッセージを確認することなく次々に切符を見つけては要請ボタンを押していたのかもしれない。

そうでなければ、こんなことが起こるはずは無かった!!

そうこうしているうちに気がついた。なんだか夕方になってから、急に全体的に価格が上がったのだ。
えっ?さっきよりみんな5万くらい高くなってるよね?
この値段じゃあ、2都市めぐりの計画は無理だ!
残念けど1都市のみのプランに変えよう!


九子はまたskyscannerに戻って、パソコンから切符を探し始めた。
一都市にしたおかげで5万くらいは安くなった。
しかも取れたのは格安航空のJETSTARじゃなくて、JAL!おお、わが最愛の日本のJALの切符だった。

正確に言うとJALとQANTSASの切符だ。日本からオーストラリアの往復がJALで、オーストラリア国内乗継が往復にそれぞれ一箇所ずつあり、それがQANTASだ。
とちらにしても格安航空ではないから、機内食も期待できるし、荷物に余計なお金はかからない。
その切符を取り扱ってるのが、Gotogateという会社だった。

実はこの会社も、評価の星の数ではそんなに良くは無かったのだが、何しろ数少ないJALが嬉しくて、ここに決めた。

2都市めぐりもよかったけど、予算オーバーじゃあ仕方ない。じっくり1都市見た方がいいよね。
出資元としても助かるし。(^^;;

九子はウキウキしながら、Gotogateからの予約確定メールを確認した。

事件は次の日起こった!

夜お決まりのポケモン探しから戻ってきたM氏が「本当に切符取れてるんだろうなあ?」といぶかしがるので確認した。Gotogateからのメールの下の方に、eDreamsの文字と、JETSTAR、Bookingの文字の付いた3通のメールが来ていたではないか!!!

開いてみておったまげた!
あんなに朝から晩までクリックし続けて取れなかったはずのeDreamsの切符が、どこのクリックでヒットしたのかもさっぱり見当もつかない2都市めぐりの切符が、取れていたというのだ。

目の前真っ暗だった。
要するにダブルブッキング。それも別々の会社でだ。


万事休す!と思った。でも、少しは頭が働いていたのだろう。
即座に、キャンセルの申告をするのはGotogateにしようと思った。
悪名高きeDreamsが、キャンセルに応じてくれる訳がない!!

もちろん悪いのはeDreamsだ!こんなダブルブッキングして下さいとばかりのシステムを作っておいて、忌々しいにも程がある!!!

(知恵袋にも同じような質問してる人が居る。)
時は夜の11時。Gotogateのメールは英語しか受け付けないから、必死になって事の次第を書き込む。
こういう時、あっ!英語だ!と思って怖気づいたらダメです。絶対にお金は返ってこない!
下手な英語でも書けば戻る可能性があるのだから、勇気を出して必死で書きましょう。

そして送信ボタンを押した後の自動入力の言葉が優しかった。
「あなたからのキャンセル要請は承りました。ただ、このメールが即、あなたのキャンセルを約束するものではありません。改めてこちらからメールが届くのをお確かめください。」

なんだかこの会社ならキャンセルに応じてくれそうな気がした。

Gotogateという会社は、ヨーロッパでは評判がいい会社であるとネットのどこかで読んだ。

数日後、九子は自ら、その評判の良さを身にしみて知ることになる。


キャンセルは受理されたのだ!!!
ただし、キャンセル料は日本円で5万5千円。二人分で11万だ。それに加えてなんとか税も取られるから、実際に戻ってくるのは全体の4割くらいか・・。

このキャンセル料の5万5000円だが、多分JALのキャンセル料が4万円(というのが相場らしい。)で、残りが乗り継ぎのQANTASの分と思えば納得が行く。

考えてみたら九子が取った切符が、格安航空会社ではないJALとQANTASの組み合わせだったというのが幸運だったのだと思う。

高い勉強料だったが、何の落ち度も無いGotogateという会社がキャンセルに応じてくれたのは本当に有り難かった。

後からわかったのだが、格安航空会社JETSTARは原則的にいかなるチケットも払い戻し不可と謳っているが、JETSTAR同士のダブルブッキングならばお金の返却に応じているそうだ。
もしかして旅行会社にキャンセル断わられた場合でも、飛行機会社に直接頼むとよい場合もあるかもしれない。

この情報は九子がJETSTARのサポートの日本語サイトでチャットして、そこに出て来た電話番号に電話かけて、言語で日本語を選び、日本人のサポート係に聞いてわかった情報だから間違いない!
ただ、キャンセル料は当然取られるはずだ。

今度九子が海外旅行に行くのはいつかは知らないが(今回余計なことでお金使ったので、まだまだ先だと思うが)
skyscannerに出てきても、eDreamsは絶対使わないぞ!

みなさん、ダブルブッキングにはお気をつけあそばせ!

注:eDreamsの悪口ばかり書いたけど、実際九子はeDreamsに対して何もしていない。キャンセルの申し立てをしたら応じてくれたのかどうかはわからない。

そういえばこのところ九子はお恥ずかしい事件を立て続けに起こしている。

先日、お葬式に行ってお斎(とき)に着いた。お手洗いに行ったら、トイレのドアを開けた途端にスマホが鳴った。
そうたびたびあることでない事が起こった時に、パニックになって自分でやった事を忘れてしまうのが九子という人間だ。

トイレから戻ってきた時、九子はスマホしか持って居なかった。バッグはてっきり待合室に置いてきたとばかり思っていた。

それが見あたらなかったのだ!

こういう時、九子はついつい疑心暗鬼になる。さっきまで仲良く話していた親戚がひょっとしたらどこかに隠し持っているのではないか?
ありえない!と思いながらも、100%はその人を信じられないような気持ちになる。
会場の人に打ち明けて、その人もいろいろ探して下さったが出てこない。

「お手洗いに行ったのですが・・。」と申告し、係りの人ももう一度見に行ってくれたのだが、結局見つけられなかった。

こんなに探しても無いなんて、誰か泥棒が入り込んで持って行っちゃったのよね。
ママと一緒に買った思い出のバッグだったし、何より禅の師匠からの大切なお数珠がはいっていたのに・・・。

二日後、あきらめかけた頃式場から電話が入った。

「あっ、鞄ありました!!お手洗いのドアにかかっていたのをお客様が見つけてくださいました!」
えっ?そんなところに鞄掛けたっけ???
そこにあったのだから、あなたしか掛ける人は居ないでしょう。(^^;;

その日のうちに九子はM氏に連れてってもらって式場に駆けつけた。
お礼は例によって雲切目薬だ。(かっこいい新サイトです!)( ^-^)


どちらも、慎重な人だったら決してしない失敗だろう。
九子のおっちょこちょいが災いしているのはよくわかる。

だけどなんだか、二つあわせると帳尻が合う気がする。
キャンセル料で損したお金と、鞄と中身が戻ってこなかったとしたら失っていたであろうお金はとたいてい同じくらいだ。
つまり、損した分はちゃんと補ってもらっているのだ。

なんだか計算がおかしくない?と考える目先の利く頭のいい人たちよりも、九子のようないい加減な人間の方が、もしかしたら幸せなのかもしれない。( ^-^)



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電話にご用心! [<正統、明るいダメ母編>]

九子んとこは一応商売やってるせいか、迷惑電話がしょっちゅうかかってくる。
たいていがマンションやらゴルフ場やらの売買に関するもので、そういうのはたいてい「要りません。」の一言で片付ける。
大体汗水たらさずに、電話一本で商売しようって言う根性がせこい!
一度本当にそう言いかけたが、考えてみればこっちだって汗水たらしてるわけじゃあなし・・。 結局言えずじまいだった。(^^;;

中でも特にゴルフ場の勧誘がしつこい!何度も何度も断わってるのに、性懲りも無くかけて来る。
「うちは売る気も買う気もありませんから、リストから外してください!」と言ったが、それでもまだダメだ。
末端の情報が上に届かずに同じ間違いを何度もしてくるなんて、お先真っ暗な会社だよね!
(九子に言われたくはないだろうが・・。(^^;;)

先日、そんな類の電話がまた一本かかってきた。これもあまた来る電話サービスの乗り換え電話だった。
ところが、こういうのを「魔が差した」というのに違いないのだが、「一ヶ月に千円以上お得になりますよ。今のサービスそのままですよ。」というのに、主婦魂がむくむく頭を持ち上げた。「お得」な話に何より弱い九子である。

気がついた時にはセールスマンが来て(びっくりした事に相手は大阪の会社で、関西弁丸出しだが、あんまり押しの強くなさそうな若い社員だった。)、「今と何ひとつ変わりませんからご安心ください。」と言い、二日後にはN社からS社に乗り換える工事をするという。
「大丈夫です。工事の費用もすべてこちら持ちですから。」

彼は帰り際にプチプチに包んだ箱のようなものを置いて行った。「これを工事の人に渡してください。」

やって来た工事の人はいかにも職人さんという風だった。そしてずいぶん時間をかけて、N社の光電話の装置を外した。ネットも同時に出来る装置だったので、外したらネットが出来なくならないか心配だったが、テーブルテレビ会社の別のアダプターがしっかり接続されていたのを確認して安心した。

ところがその人がこう言ったのだ。「あれ?このもらった機械、電源ランプが付かないよ。おかしいよ、これ。だって振るとからから音がするんだもの。故障品ですね。」
えっ?最初から故障してるなんて、あり得るの?

プチプチに包まれてて全然わからなかったその機械は、ひどく使い古した感のある中古品だった。これじゃあ壊れてるって聞いても全然びっくりしない。

その上、それはISDNの機械だった。「えっ?いつの間にISDNになったの?そんな事一言も言われて無いのに・・。」

S社に電話した。「ひかりをISDNにするなんて、何の説明もありませんでしたよ!その上頂いた機械、壊れてるって工事の人が言うので至急別のと取り変えて下さい。」

S社というのは、聞いてみると結構トラブルの多い会社らしかった。実は工事の人が開口一番「えっ?またS社ですか?」と言ったのだ。

うちの場合は機械そのものが壊れていたのだが、本来工事の人は付け替えのみの担当で、S社は「あとは電話が通じるまでお客様の努力で」というスタンスだった。そのため、機械に弱いお年寄りとかが、困りきって工事の人に頼み込む。工事の人はもともと親方日の丸N社の人だから「電話が通じない」と言われるのに一番弱いので、サービスで個々の設定をやってあげることが続いていたらしい。

一応別の機械が送られることになり、それにしても届くまでどうしようと頭を抱えていたら(もうこの時点でN社の機械は外されたのみならず、契約も打ち切られてしまっていた!)、工事の人がやおら車の中から自前の機械を持ってきて、「お店やっていられるんじゃお困りでしょう。届くまで使っててください。」と言ってくれる。

もう、こんなにN社が有り難いと思ったことは無い!たかが月額千円や二千円の違いで切り替えるんじゃなかったと後悔してももう遅い。

二日後、S社から機械と共に、文書が届いた。何かあった時の相談窓口は、S社よりも先に、機械の製造メーカーのサポート窓口と、NTTの故障係が書いてある!!

何!これ!電話売っておきながら、自分とこじゃ責任取れないってこと?いや、責任取らない主義?

届いた方の機械で、とりあえず回線は復活した・・ように思えた。

あれ? 異変に気がついた。
電話が鳴るとファックスも必ず鳴って、数秒以内に電話に出なければ自動的にファックス受信になってしまう。

その上、ナンバーディスプレイが表示されない!!

ナンバーディスプレイについても事後通告で話があった。セールスマンは「今までと変わらない。ナンバーディスプレイは無料で表示されます。」と言ったのに、表示されるのは携帯電話からの通話のみ。固定電話からの番号も表示するとなれば、月々1800円だと??

ぶち切れた! もう契約解除だ!N社に戻るぞ!

書かれてあったNTTの故障係が丁寧に対応してくれた。別番号へかけ直して相談したところ、もう契約は解除された後なので新契約扱いになり、24000円かかるそうだ!

ナンバーディスプレイ、使ってみるとこれほど有り難い機能は無い。店にお客様が見えたとき、電話が鳴ったら無視は九子のポリシー。それがナンバーディスプレイのおかげで、こちらからかけ直す事が出来るのだから。

う~ん。月々1800円か、今の24000円か。 どっちにしてもうかつにS社にしたのが心底l悔やまれる。

 
ところが九子はやっぱり強運だ!
電話とファックスの混線の相談で電話していたNECの(有り難かったから企業名を書く)サポートの人が、混線の回避の仕方と同様に、ナンバーディスプレイの表示の仕方も教えてくれたのだ!
なるほど!電話会社に頼まなくても、ターミナルアダプタにその機能が付いている機種があったんだ!

S社は本当になんにもしてくれなかったが、数ある中古のISDNのアダプタのうち、その機能つきのアダプタを偶然(これは事実。)送ってくれたことだけは褒めて取らす。

それにしてもSさん 、いろんな人に聞いたけどS社、評判悪いよ。大きくなりすぎて末端まで意向が伝わらないの?
イギリスの電話会社なんか買収してるお金があるのなら、社員教育ちゃんとして、説明責任果たさなくちゃ。
電話会社名乗る以上は、N社と電話機器メーカーにおんぶに抱っこはあんまりじゃないの?

皆様もどうぞお気をつけて。(^^;;




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叶わなかった武勇伝 前編 [<正統、明るいダメ母編>]

少々間が開いたので、もしかしたらウツの心配をして下さった方もおいでになるかもしれないが、どっこい!九子は元気です。( ^-^)
このところ、確定申告の書類整理やら何やら、九子にしたら煩わしい事が重なって、少し忙しくしてました。(ご存知のように九子の忙しい!は、たぶん皆さまにとっては至って日常程度。)

実は煩わしいことばかりではなく、非常に忌々しい事体も生じていたのであります。まったく考えるだけでハラワタが煮えくり返る!


話は1月の末に遡る。

九子の「裏の家」は、かつて若かりし頃に両親が建ててくれ、最初の頃は夕食も家族揃ってここでしていたのだが、子供の数が増えるに従って薬局を兼ねた母屋の方が何かと便利で、ただただ寝に帰るだけの家になっていた。

それから後もさほど使われず、特に両親が亡くなってからは九子とM氏の住まいは専ら母屋となり、たまに子供たちが友人を連れてきて一晩か二晩過ごすことはあっても、風呂場も台所もほとんど使われることは無かった。

九子はごくたまにその家の台所にある冷蔵庫に、入りきらない冷凍食品などを出し入れしに行っていた。と言っても、せいぜい一ヶ月に一度あるかないか・・・位のもんである。

1月の末も末、いつものように冷蔵庫に用事があって裏の家のドアを開けた九子はのけぞった!
なんと!床一面が水浸し。それがかろうじて玄関マットが身を挺してそれ以上水が外に流れるのを防いでいた。

原因は一本の蛇口。それも、洗濯機に給水するためだけに取り付けられた蛇口がほとんど全開になっていて、それはそれは勢いよく水が流れていた。(洗濯機はすでに取り外し済み)

さっき言った玄関マットのところで水が止まってしまっていたというのが、身を挺してくれた玄関マットには悪いが、有難迷惑な話だったのだ!

普通あの勢いで水が流れていれば、早晩玄関のドアを越えて表の通りに溢れ、九子が気づかないまでも隣の八百屋のおじさんが必ず気づいて九子に連絡してくれたはずだった。

ところが幸か不幸か(絶対に不幸だ!)、蛇口の直下には排水口があって、水のほとんどはただただ何の仕事もしないまま(九子みたい(^^;;)、排水口に取り込まれてしまっていたのだ。
それを超えた分の水だけが、玄関マットの助けもあり、床に平衡を保って留まっていたということらしい。

九子は急いで蛇口を閉めた。いや、閉めようとした。
だけど、あと三分の一くらいのところで蛇口が九子の力では回らなくなり、水はまだ出たままだ。

仕方が無いので元栓を締めにかかった。
雪が積もって氷になってる下に蓋がある。何時もの九子なら蓋が凍って動かない時点で開けるのはとっくに諦めてるところだが、非常事態ゆえ、裏の家にあった工具箱から重い釘抜きみたいなものを取り出し、凍っている蓋にお湯をかけて溶かし、蓋の穴に釘抜きをねじ込んでなんとか開けることに成功した。
元栓自体は九子でも割合簡単に締まった。


九子は3日ほど前に母屋の水道が凍り、水が出なくなったのを直してくれた水道やさんを呼ぼうとした。
その時九子は考えた。
「いや、待てよ!蛇口が全開になっていて水が出たのは理屈上至極当たり前のことだ。水道やさんが来てくれたって、水も普通に出るし、今現在は止まっている訳だから、してもらうことは何も無い。来てもらうのだってタダじゃないんだから・・。」

そして話だけでも聞いてもらおうと水道やさんの会社に電話したら、恐ろしいことを言われた。

「あ~、そういう場合はねえ、お金は戻ってこない可能性が高いです。もしも水道管が漏れていて工事会社が修理したと言う証明があれば、漏れた分の水の代金は戻ってくるんですけどねえ・・。」

一週間後くらいに、メーターの検針の人が来てこう言った。

「すみません。水、どうされましたか?いつもよりかなり多いんですが・・。」

どうされましたなんて話じゃないわよ!と思いながら、九子は一部始終を話した。

「ああ、と言うことは、漏水ではないんですね。蛇口から出てるんですね。すると大変申し訳ないんですが、お客様にご負担していただく事になります。たぶん4万から5万くらいの金額になってしまうと思うのですが・・。」


九子は頭がくらくらした。
え~っ!だっていつも基本料金くらいしか使わないのに、その軽く10倍だ! 1、2万なら仕方ないと思えるけど、5万円なんて!!!
結局正式な請求金額は51000円位。


なんてったって九子が一番許せないもの、それは理不尽なことだ!
普段は温厚と思われてる九子が、満月の夜の狼男のごとく豹変する(^^;;のは、いつもそんな目に遭った時だ。

もしかしたら曽祖父、祖父、父と流れているはずの政治家の血筋なのか、躁病の無い軽症躁うつ病のせいなのか、単なるAB型の二面性なのか良くわからないが、九子はその時密かに長野市役所水道局営業課に乗り込んでいく計画を心の中で立てていた。

今となっては「妄想」に終わってしまった事になるが、確かにその時九子は、市役所で課長を呼び出し、これは不可抗力であり、漏水が知らない間に起こると同じように、九子が与(あずか)り知らない間に起きた事故なのだと主張し、誰がいったい普段は不要の蛇口を全開にするだろうか、全開にしてそのままその場を離れるだろうか?いや、あり得ない!

もしも誰かのいたずらで故意に蛇口、あるいは元栓を回した人間がいる場合であっても、こちらが負担しなければならないものなのか?等々

考え付くありとあらゆる可能性を駆使してなんとか相手を説得し、たぶん結局はこちらが払わなければならない場合であっても、きっといつでも市役所の奥のほうに居て書類にハンコを突いてるだけで外にも出ないような課長相手に一矢を報いるべく、九子はこう言ってるはずだった。

「あなたねえ、5万円稼ぐってどんなに大変かわかる?四月から消費税が8%になるけど、5万円って100万円売り上げてやっと出て来る金額よ!だからわからせてあげる。この場で5万円、現金であなたが立替えて!そうしたら、集金の度に集金の人に1万円ずつ返してあげる。2ヶ月に一度の集金なら10ヶ月で返せるわ。利息はマケといてよね。」

そして捨て台詞はこれだ。「九子家の女を甘く見ないでね。市長さんに聞いてごらん。彼が一番九子家の女の怖さを知ってるはずだから・・!」(何しろ市長夫人は九子のハトコで、九子一族の中で一番威勢のよい女性なのだから(^^;;)

仕上げは今日のこの日記。タイトルは「九子の武勇伝~長野市水道局営業課にもの申す~」になるはずだった!!(^^;;


オオ、怖ー!

ところが、実際にはそうはならなかった。

理由の一つは九子の健康問題。

幸か不幸か(今回はきっと幸なのだと思う。)、ここ一年ほどで顕在化した母譲りの甲状腺疾患で、症状は良くなっているのに急に腫れがひどくなり、精密検査を薦められてしまった。
精密検査すなわちガンの疑い。甲状腺のガンはほとんどが良性とわかってはいても、気持ちのいいものではない。

心配事が起こると途端に他のことなどどうでも良くなる九子のことだ。市役所に乗り込んでく話など、考えるだけでエネルギーの無駄使いという気がしてきた。「今そんな事に神経すり減らしてる時じゃないわ!」

でもお陰様で、専門医は「ああ、これは普通の腫れの範囲内。心配ありませんよ。」とあっさり言ってくれた。


元気になると、やっぱり気懸かりな市役所行き!(^^;;

まあ、その前に一度電話でもかけてみますか・・。


「必ず責任を取って下さる方に繋いでくださいね!」という九子の電話に取り継がれて出て来たのは、K課長だった。
声の印象は極めて穏やかで、誠実な感じ。

う~ん。実はこういう人が一番やりにくい!

相手が高飛車なほど、こちらも元気が出ると言うものなのだ。(^^;;

「一度うちに見に来て頂く訳には行きませんか?」という九子。まさか課長さんがこんな電話の一人一人んとこに出て来るはずが無いと思っていると、「わかりました!これから伺います!」
という返事。

えっ?来てくれちゃうの?あらまっ!じゃあ、九子が乗り込んでく必要がなくなっちゃうよ。(^^;;


果たして!玄関に顔を出したのはK課長と新人らしき白いマスクの彼。あら!二人も?
それに、K課長って、年の頃なら40前後。九子好みのイケメンじゃないの!((^^;;)


え~、まだお話は続くのですが、長くなりますので今回はこの辺で・・。


次回に続く


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再び、東京五輪がやってくる! [<正統、明るいダメ母編>]

2020年のオリンピックが東京に決まった!
へえっ!たまげた!

決定直前になって原発の汚染水問題が浮上し、「IOC委員は皆この問題に神経を尖らせていて、安倍首相はブエノスアイレスに行くだけ無駄」という人まで現れて週刊誌の見出しを飾り、そんな中では勝ち目なんか無いと思っていた。

まあ、でも何事も負けるよりは勝つほうが断然嬉しい。( ^-^)
特に日本中が元気を無くしている時だったから、希望と夢のかたまりのようなオリンピックが首都東京にやってくるのは大歓迎だ。

7年後、九子にとっては4回目のオリンピックとなる。
特に長野冬季五輪は、まったくスポーツに縁の無い九子が、地元開催という訳で、丸2週間ボランティアとして選手村にまで踏み込んだ感慨深いオリンピックとなった。

しかも今回のオリンピックが決まった9月8日は、九子の○○回目の誕生日だ。

橋本聖子さんみたいに、「聖子」なんて名前を・・とまでは言わない。
だけど九子じゃなくて、せめて五輪の五をとって「五子」・・くらいつけても良かったかもね。(^^;;


安倍首相が言っていた。
「東京オリンピックの時、私は10歳でした。」
考えてみると、それはそのまま日本の歴史だ。

「五輪開催などまだ早い!」と反対意見も根強かったという中で開催された1964年の東京五輪。敗戦国日本は、世界の中でまだまだひよっ子の小学生くらいに見られていた事だろう。

そして1972年の札幌五輪。いくら夏と冬が違うとはいえ、わずか8年の間隔で同じ国でオリンピックが開かれたことになる。

安倍首相は時に弱冠18歳。日本はまだまだ若いながらも、青年期の力強さで世界に羽ばたこうとしていたに違いない。

それから長野五輪までは、かなり間がある。長野五輪開催が1998年。札幌からもう26年が経っていた。

安倍首相は44歳になっている。44歳と言えば、不惑を超えて、人間として脂の乗りきった充実期だ。
だが、わが日本は、バブルがはじけて「失われた20年」と言われる下り坂で喘いていた。

それでも、最初はさして期待されなかった金メダルを、モーグルの里谷多英選手やスピードスケートの清水宏保選手が取った辺りからにわかに活気づき、団体スキージャンプ陣の大活躍で頂点に達する。
白馬の同じ会場で目の当たりにしたあの時の興奮と胸の高鳴りを、九子は一生忘れない。


そして二度目の東京五輪の開催が2020年。安倍首相はその時66歳だ。

「安倍さんは次のオリンピックの時、どんな立場で会場にいらっしゃると思われますか?」と聞かれて、首相でいるかどうかには口を濁し、「間違いなく選手じゃあないと思いますよ。」と答えたのには、さすが、はぐらかし方も上手になったと感心させられた。( ^-^)

安倍さんの年からイッコ引いたのが九子の年齢だ。
(この時点で、さっき○○回目の誕生日・・ってわざわざ伏字で書いた意味はまったく無くなる。(^^;;)

次回オリンピック開催時66歳の日本。もう若くは無い。だけどまだまだやれる!
平均寿命85歳と言う時代に、最後の一花とか死に花とか言う言葉は使うまい。
もう一度日本が再生するために、オリンピックをプレゼントされたと思いたい。


きっと誰もが感じたことだと思うけれど、招致団の投票直前のプレゼンテーションは本当に見事だった。

高円宮妃のフランス語での津波支援感謝に始まり、(彼女は若い頃4年間フランスに住んでおられたのだそうだ。)猪瀬都知事、竹田JOC会長(皇室評論家?の息子さんのほうがこの頃有名だが)、フェンシングの太田選手、滝川クリステルさん、水野氏(スポーツのミズノ㈱会長)パラリンピック選手の佐藤真海さん、そして安倍首相。(順不同)

言葉と言うのは、うまかろうが、へただろうが、心を込めることは、また別次元の問題なんだ! と言う事を、これほど見せ付けられたスピーチは無い。

たとえば猪瀬氏の英語は、お世辞にもうまいとは言えない。
それであっても、あの普段ぼそぼそと無愛想にしゃべる猪瀬氏が、あれだけ大きな身振り手振りで、満面の笑みでオリンピックへの夢を語ることはかつて無かったし、彼の並々ならぬ決意を感じた。

滝川クリステル嬢は、ただそこに居てくれさえすればいいという可愛らしさでありながら、「お・も・て・な・し」などというAKB張りのジェスチャーまでサービスするのだから、IOCのおじちゃま、おじいちゃまたちにも受けは良かったと思う。( ^-^)

佐藤真海さん。よくぞこの人を見つけて来たり!
宝石のような笑顔とくじけない芯の強さが五輪を手繰り寄せる。

水野会長。知らないでいたら帰国子女だと思っただろう。
日本人には決して出来ないと思っていた眉も額も大きく動かすアメリカ漫画のような豊かな顔の表情と流暢な英語で、日本の企業戦士の心意気を示した。


今回のプレゼンテーションには 勝利請負人と呼ばれる人の存在があったのだという。

ロンドン五輪もリオデジャネイロも、彼がつかみとった。
ロンドンの国際スポーツ・コンサルタント会社創業者のニック・バレー氏だ。

大枚を叩いたには違いなかろうが、彼の起用は大正解だったと思う。

表情に乏しいと言われ、何を考えているのか掴み難いと評される日本人のプレゼンテーションを180度変化させたのが彼だ。


言うまでも無いが、心の中はその人以外にはわからない。
だからそれを伝える手段が必要になる。

日本語で'表現'。英語で'expression'。
この二つの単語を同じだと考えていたのが、今までの日本の失敗だった。

心の中、つまり表に表れない裏側にあるものをただただ言葉で表側に現す。
まるで着物を裏返すようになめらかな動作で、何の苦もなく・・。
それが日本人にとっての「表現」というものだった。
そして海外の人々と交流する際にも、その日本流を通していた。

英語の’expression'は少々違っていた。
'ex'はご存知のように’外へ’と言う意味だが、次に'press'という単語が入っていることでわかるように、少なからず強い力が加わるもののようだ。

エスプレッソというイタリアのコーヒーは、わざわざ圧力をかけて濃厚に抽出したものらしいが、′espresso'に通じるexpress'には もともと、「オレンジからオレンジジュースを搾り取るように力を入れて押し絞る」みたいな意味がちゃんとあったのだ。

だから彼らは、労を惜しまない。握手をし、ハグをし、最高の笑顔を作って、表情たっぷりに心のうちをさらけ出す。

努力をしないと心のうちを人にわかってもらうのは難しい。
特にもともと陸続きで、敵同士だった人々に心の中をわかってもらうのは至難の業であると、彼らは本能的に知っているのかもしれない。

だから、心の中を絞り出し、絞り出した心を100%生かすように、少々大げさなくらいに身振り手振りまで使って外に現す。

日本人は違う。あ・うんの呼吸やら、以心伝心とやらで、何も言わずとも分かり合える同胞だけを相手にずっと生きてきた。
それこそ、着物の裏側を表側に返すだけで、容易く、人々に気持ちを伝えることが出来た。

だが、それはあくまでも日本人同士のことで、世界に行ったら通じない。
それがわかったのが、前回の五輪招致失敗の教訓だったのだろう。

スペインのプレゼンテーションはスペイン語だったという。かの国も、日本と同様、あまり外国語は得意ではないのかもしれない。

日本人の外国語下手はきっとIOC委員の誰にもわかっていたのだろう。ジェスチャーが小さいことなんかも含めて・・。

そこを敢えて日本は、英語やIOCの第一公用語であるフランス語でプレゼンテーションを行った。
だから、うまいか下手かなんていうのはとっくに通り越して、’express'、つまり精一杯の心を絞り出す努力を感じて評価してくれたのかもしれない。

 

珍しくM子から誕生日プレゼントが届いた。
病院実習中の一宿一飯に対する恩義ということらしい。

プレゼントは芳しい匂いのするヘヤーオイル。ご丁寧にカードまで添えられている。

「・・・・・これからもハチャメチャな九子さんでいて下さい。
でももう少ししっかりしよう!」(^^;
(娘たちはM氏と九子を名前で呼ぶ。)

実は九子はヘアーオイルの代わりに、化粧落としのクレンジングオイルを髪に塗っていた。

だってさあ、要するに乾燥した髪に油分が補えればいい訳でしょ?

どうやら彼女はそう言うことをさして、「ハチャメチャ」と言ってる
らしい。(えっ?違う?そんなのは序ノ口で、もっと凄いのがいくらでもあるって??(^^;)

とにかくこれに関しては、ハチャメチじゃなくて合理的と言って欲しい。化学者としての薬剤師の知恵がそうさせるのよ。(^^;(^^;


娘に言われて初めて、自分はハチャメチャであるのか?・・・と悩む九子。
自分でも少しは自覚があったのよ。でも、子供に言われるとねえ・・・。

ほーら、悩ませちゃったでしょ?
一つ言われたら十気がつく細やかな心には、最小限の物言いで事足りるのだから,,,,。(^^;(^^;


M子さん。ママの言いたいことわかってくれましたか?


わかり合える人同士では感度は自然に上がるものだから、むしろ鈍感になりなさい。でも最低限のマナーは必要よ。そしてボリュームは控えめに…。

わかり合えない相手だったら、感度を上げて、ボリュームも上げて!
(だからちょっと疲れるのよねえ。)

これがプレゼンテーションばかりでなく、日常にも通ずる会話の作法だとママは思う。

そうすればママ並みの(えっ?)いい薬剤師になれる......かもね。(^^;


誕生日プレゼントありがとう
なんだかんだ言いながら、すごく嬉しかったよ。( ^-^)


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Nexus7(ネクサス7)に嵌ってます [<正統、明るいダメ母編>]

思えばWindows一筋の九子であった。

Windows3.1をWindows95にアップグレードした話をしてサポートの人に驚かれ、それなのにあまりにも無知であるのに二度びっくりされたのが昨日のことのようだ。(^^;;

度重なる IpadやらIphoneやらのスティーブからの誘惑をはねのけて、ビルに操(みさお)を捧げ続けた九子であったのに、Google(は、誰だっけ?)などという間男に寝とられてしまったという寸法だ。
って、なんのこっちゃ!(^^;;(^^;;

そう言えばスティーブのItunesくらいは受け入れた。
そのくらい、赦してくれるわよねえ、ビル。( ^-^)

事の起こりはこうだ。
薬局のパソコンには調剤ソフトという厄介なものが鎮座している。
これがまた毎月結構なお金を食う金食い虫なのだが、このバックアップが効かなくなった。

サポートに電話して以前のように誰かが来て直してくれるのかと思いきや、今はあちらの人がネット経由で我が家のPCに侵入して瞬く間に直してくれると言う、便利かつ恐ろしげな話だった。

結局コントロールパネル内の「プログラムの追加と削除」から、不要なファイルを削除するだけで事はすんだ。

ところでそれをやるのは勝手にわがPCに侵入してるサポートの人である。

「あっ、それは消さないで!」というソフトまで情け容赦なく、かつ復元の可能性を残さずに消されていく。

自分のPCからどんどん消されて行くプログラムをただ見てるだけで為す術が無いというのは辛いことである。嫌味のひとつでも言いたいところだった。


ところがその人曰く「普通の薬局さんはこんなにやたらにいろんなソフトをコンピューターに入れてないんですよ。これじゃあ調剤ソフト直してるのか、他のソフト直してるのか訳わかんない。別料金頂戴するような話になっちゃいます。 調剤ソフト専用にして頂くと有難いんですがねえ。」(^^;;

その上、XP仕様の現在の調剤ソフトはあと1年ほどでサポートが切れてしまい、windows7用の新しい調剤ソフトをいつかは買わなければならないと言う話。

そこで意を決して価格コムを調べてみたら、なんと!3万円ちょいでwindows7搭載のノートPCが買える!
しかも10.6インチは、売り場で見ると他よりも小さくつつまし気に見えた。
これを調剤専門に使い、なおかつモバイル的に使えば、九子の自信の無い説明をいくら聞いてもらうより、PC画面を見てもらえば一目瞭然で、患者さんの納得度も確実に上昇するはず!( ^-^)

と言うわけで手元に届いたノートPCは、量販店の店先ではあんなに小ぶりに見えたのに、我が物顔に膝を占め、重さも思ったよりかなりずっしりだった。

こんなはずじゃあなかった!

九子が想定していたのは、もっともっと小さいやつだった。
ならば10.6の下のサイズと言えば・・。
で、たどり着いたのが7インチと言うサイズ。

予備知識は何も無いままにネットを見ていたら、ついその一月ほど前に発売されたというNexus7というのが目に付いた。しかも16GBは2万円を切るというその安さ!32GBでも2万5千円という価格につられた。


こっちも買っちゃおう!
「ウツが治って今ハイなんじゃないのか?」などというM氏の言葉に誰がひるむものか!(^^;;


いやあ、これが優れものだった!

ASUS NEXUS7 日本国内版

ASUS NEXUS7 日本国内版

  • 出版社/メーカー: Asus
  • メディア: エレクトロニクス

 

届いた時はこれがアメリカ式なのか、当然付いていると思っていた分厚いマニュアルが何一つ無いのに面食らった。仕方なく、試行錯誤で動かしてやるしかない。

ところが、何とかなるんだよね!
これは発見だった。

わからなければ、ネットが何でも答えてくれる。

九子の英語の先生、ジョン先生が、日本語はまったくと言っていいほどわからずに、十数年間日本で困らずに生活できたことを考えても、アメリカ人の生活には’try and error’が染み付いているのだということにまで思い至った次第。
日本人は痒いところに手が届き過ぎなのかもしれない。


タッチパネルというのがまた素晴らしい代物だった。

九子は自慢じゃないがスマホどころかケータイすら満足に動かせない人間だ。もちろんケータイを携帯しないという大問題も抱えている。(^^;;

そもそもケータイ嫌いの最大の原因は、あの入力方法だ。なんでオ行を押すのに5回も押さねばならないのか?ローマ字入力だと更に悲惨で、モールズ信号みたいに続けざまにキーを叩いて、機械はどうやって字と字の区切りを認識するのか?


そんな九子は、長女N子んところで10分間ほど動かさせてもらったのが初スマホデビューだった。Nexus7はそれよりもかなり画面が大きく、なおかつ動きも氷の上を動くようにどこまでも滑らかだし、ページをめくるような感触も心地よく、何より画面がとても綺麗なので、上質なグラビア雑誌でも読んでいるようだ。

その上キーボードは忌まわしいケータイ方式も、慣れ親しんだQAZ方式も一瞬にして変更できる。
(変更方法はいまだかつてよくわからずに成り行き任せではあるが・・。(^^;;)


よくパソコンが固まらないでスムーズに動くことを「サクサク動く」と言ったものだが、サクサクなんて言葉が死語になるくらい、画面がミズスマシみたいにすいすい動く感触は感動ものだ。


アプリというのも九子にとっては今までちんぷんかんぷんだった。
安いゲームのソフトみたいに考えていたのだが、基本的に縦長方向でしか動かないNexus7を横長でも見えるようにしてくれるのもアプリなら、附属してはいない文章入力ソフトもアプリ。
しかも、ほとんどが無料かびっくりするような安さ!

これではとてもビルのところのソフトは値段で太刀打ち出来ないと思った。

ちなみに九子は、文章入力は次男Sに教わった通り evernoteですることに決めた。勝手にPCと同期してくれるので楽チンだ。

 

ところで前にも書いたItunesだけはどう頑張ってもダウンロード出来ない。非対応と言う事らしくて、だからItunes Storeでしか売ってないアプリは入手不可能ということになる。

PCにダウンロードしてそれを何とかコピーとか出来るのかどうかはよくわからない。


早速九子は語学練習用ソフトを無料で手に入れた。
英語をドイツ語にして発音もしてくれる。(もちろんその逆も可)

最初は単語を書いて入れていたが、音声認識というのを試してみようと思って、"I love you."と言ってみた。
誰でも知ってる'Ich liebe dich."がすぐに出てくるはずだった。ところが!

機械は九子の'love'を認識してくれないのだ。
'love'ではなくて'rob'と認識されてしまう。
日本人のrの発音はlになるとよく言われるが、九子の場合は逆のパターンであった。(^^;;

こうなるともう今度はドイツ語などどうでも良くなり、英語の発音訓練だ!

もしもあなたがNexus7を手にされたら、あなたもやってご覧あれ!
"I love you."と言う行為がいかに困難な行為であるかが、まさに言葉どおりにわかるから。( ^-^)


その後はキーボードとの格闘だった。

九子はネットで見つけたNexus7用の蓋(ふた)兼キーボードになってるやつを買った、
これはぴたりNexus7と合致して、その上デザインまでNexus7と同じ黒地に穴あきドットだから、蓋としては本当におあつらえ向きなのだ。

Google Nexus 7 Bluetooth 3.0 キーボードつきケース

Google Nexus 7 Bluetooth 3.0 キーボードつきケース

  • 出版社/メーカー: Disk House
  • メディア: エレクトロニクス

ただ、キーボードとして使うには、少々小さ過ぎる。

ピアニストみたいな器用な人が華奢なネコの手で打つならいいかもしれないが、九子みたいな怠けパンダの手では一度にキーを二つも三つも押してしまう。

はじめは値段も3000円程度で買ったものだから、液晶を保護する蓋を買ったものと割り切って、ポメラタイプの折りたたみキーボードを買い直そうかとも思ったのだけれど、それでも何度か打つうちに少しずつ要領がわかって来た。

掌をキーボードの横のほうにはみ出させるような感じで打つと、割合楽に打てる。

文章が楽に打てるようになったら今度はgmailのアドレスでも取得して、個人用のメールはそこから書こうかと思っている。となると、ますますNexus7から離れがたくなる。(^^;;
(googleのログインはgmailアドレスでなくても、どんなメールアドレスでも出来ます。)


それと、さすがgoogle!と思わされるのが、最初から入っていたearthというアプリ。
要するに地図アプリなのだが、美しい航空写真でスペースシャトルに乗ってるみたいに世界中が隈なく見渡せる。

マップというアプリではもちろんあなたの居場所はすでにGPSであちらにツウツウで、まずあなたが見るのはあなたの周りの風景に違いない。
九子の場合は善光寺が出てきて、スクロールすると我が家の屋根が見えてくる。(もちろん航空写真に切り替える。)

これまで地図や地理にあまり関心の無かった九子であるが、ニュースとタイアップさせて地図を眺めるという楽しみもNexus7に教えてもらった。


Nexus7はほぼ文庫サイズというのも大きな利点だ。
今までPCで横書きで読んでいた青空文庫が縦書きで、しかもほとんど文庫を読んでいる感覚で読めるというのは大変嬉しい。

Amazon kindleやら何やら、文庫サイズでもっと目に優しいのもあるらしいけれど、九子はNexus7しか知らないから、これでまったく不満は無い。
(目が疲れたら雲切目薬をつければいいって話である。(^^;;)


その他にも書きたいことがたくさんあったはずなのだが、いかんせんNexus7君はドック入りしてしまった。
年末年始で修理が集中しているとかで、3週間も帰って来ない。

宅急便の人が引き取りに来た時、まるで子供を旅に出すような一抹の寂しささえ覚えてしまった。(^^;;

突然音割れがするようになったのだ。

Nexus7のクチコミでスピーカーは決して音質的に良くは無いと書かれていて、九子もそれは納得していたのだが、youtubeを連続して流してBGMみたいに聞いている分には、PCの使用状況に左右されることも無く、大変便利な道具だった。
(そう言えば、連続再生機能も特別なアプリで手に入れた。)

文庫本表示だけなら50時間も電池が持つのが売りという機種もあるらしいけれど、2時間そこそこの充電でyoutubeを聞きっ放しにしていても、7~8時間前後は持つと思われるNexus7で、九子は十分満足だった。

それが突然、なんとも聞き難い金属音が混じるようになってしまったのだ。

最初は無線の接続の問題かと思ったが、Nexus7自身が発する機械音すら音割れしているので、サポートに電話をかけた。なかなか繋がらないのを必死でかけた。

はじめは初期化しろと言われ、言われるままに初期化したがダメ。結局修理となった。
もしかしたら一ヶ月と少ししか経っていないので新しいのに交換してくれるのかとも思ったが、修理をされて帰ってくるようだ。

気になったのはわずかな金額とはいえ有料で手に入れたアプリの事だったが、アプリを再ダウンロードする際にパスワードかなんかで判別してくれて、お金は取られずに再び使えるようになるらしかった。
ほっ。( ^-^)


彼が帰ってくるまで3週間。
記憶をなくして満身創痍で帰って来るはずの彼を、どうやって迎えたらよいものか。

えっ? はいはい。おっしゃることよ~くわかります。
ただでさえ友達少ないんだから、機械なんかにのめりこんで、更に世間を狭めないようにってね。

ご忠告、誠に有難うございました。(^^;;


再び、長野と松本 [<正統、明るいダメ母編>]

九子が「長野と松本」を書いてから、もうかれこれ7年が経つ。
当時両親はかなり体力が無くなっていて、でも好奇心だけは人並みだったため、リッチな親戚Cさんが貸してくれると言う伊豆の別荘に、夏休み、家族揃って向かっていた。

ワンボックスカーでの7時間の大移動で二人はかなり体力を使い果たしてしまい、青い海を一瞬たりとも見ることが出来た喜びと引き換えに、もしかしたら寿命を縮めることになってしまったのかもしれない。

でも毎日毎日テレビの画面と天井の両方を交互に見てるだけの生活を今日も明日も続けるよりは、「よぼよぼになって長く生きたくない。」と言っていた彼らの事だから、何かしら生きがいのようなものを感じてくれたんじゃないかなと思ったりする。

何より二人の思い出だけは確実に残った。

ふだん着物と言うものに縁の無い九子が三十数年ぶりに袖を通した着物は、母の形見の黒留袖(とめそで)だった。
思えばその前に九子が着た着物はといえば、誰が着ようともあでやかに映える婚礼衣装の打ち掛けである。(^^;;
(もちろん浴衣や活禅寺の正装である白衣(びゃくえ)は着物のうちに含まれて居ない。)

母が亡くなった時に、九子用に母が誂(あつら)えてくれた着物の数々を見て、今更ながら母の愛情を感じたものだが、(そして、出来すぎ母は株でどんだけ儲けたんだ!と感心しもした。(^^;;)
中に色留袖はあったが、正装用の黒留袖は見つからなかった。
黒留袖だけは私のを着てよねって母が言っていると思った。

母の留袖ならばお金がかかっているはずだから、まあどこに着て行っても間違いは無かろうと九子は考えた。

ところでそういう場には必ず黒留袖じゃなくちゃだめ!と教えてくれたのは義姉である。
義姉に言われなければ着古したドレスで出るところだった。


着物というのは便利なもので、母と身長差15cm以上、体重差20kg以上(言っとくが九子が太ってるのではなくて、母が痩せすぎていたのだ!(^^;;)であっても、そのまま着られる・・・と思い込んでいた九子であったが、実際のところは丈は足りたが、袖が短すぎた。

知らないということは恐ろしいもので、袖が七分丈でちょうど初夏向き!と思っていたら、今は袖の長いのが流行で、今回は直す時間が無いので「この次」までには直しましょうねと、馴染みになった近所の呉服屋さんに言われた。

「この次」って一体いつの事だろう。( ^-^)

 

5月19日は晴天だった。長野市じゃなくて、松本市の話である。

神社に程近い美容院では、若いがしっかり者の美容師さんがこう言った。
「あら、長野からですか? 私、長野にも何年か居たことあるんですよ。えっ?買い物?そうですね。 松本はこだわりが強い品物が多いと思う。万人向きのものが欲しい時は、長野の方が便利じゃないですか?」

優しい松本の人々は、長野市民が松本に対抗意識?あるいは、劣等感を抱いているのを知ってか知らずか、たいていはこうやって持ち上げてくれるものなんである。(^^;;


美容師さんの努力で、母の留袖はなんとか九子の凹凸の少ない身体を包んでくれた。(^^;;

ところが問題は草履であった!
何人がかりでようやく履かせてもらったのはいいけれど、数歩歩くのも難儀をするくらい足を締め付ける。
やっぱり母のじゃダメだったわね、バックとお揃いの佐賀錦(さがにしき)でちょうどいいと思ったんだけど・・。

仕方が無いので新しいのを買うことにした。
「履物や」という看板を見つけて入っていったら、親切に、うちには無いと別の呉服屋さんを教えてくれた。
(足の痛い九子の代わりに、日頃アッシー君をやり慣れてるSが動いてくれて助かった。(^^;;)


その呉服屋さんは家族4人でやっていらして、若いお嫁さんまでみんなが当たり前のように和服を着ていらした。
着物を着慣れているらしく、草履もたくさんある中から素早く見つけてくれ、もう着くずれしたらしい九子の襟元も直して下さった。

そうそう、バッグの置き場所に困ったら、お太鼓の隙間にバッグをしまう裏技も教えて頂いた。

「松本には呉服屋さんが多いんですね。」と言う九子に、お嫁さんはこんな話をされた。

「ここらへんにはお茶の文化が残っていて、だからみんな和服を着る機会が多いんですよ。呉服屋が多いのはそのせいかしら・・。」


どうりで松本から、たまに着物姿で雲切目薬を買いに来て下さる若い女性のお客様が居る。
着物を着ること事態が、九子みたいによっこらしょ!じゃあないんだね。
きっと生活の一部になっているんだ。

呉服屋さんで買った草履には本当に重宝した。N子も履きなれないピンヒールの踵でヨチヨチ歩いていて、新しい草履が無ければ彼女に肩を貸してやることも出来なかったと思う。

 

四柱神社は緑深い中にある堂々とした神社だ。明るくて風格がある。

長野でここに匹敵する神社の名前を探したが、思い浮かぶところは皆無だった。
長野の神社は、たいてい薄暗くて、人の気配が無い。だから自ずと人を遠ざける。
神主さんはたいてい神社の敷地の隣に居を構えているから、神社は無人なのだ。

それに長野は善光寺さんが偉大すぎて、神社の影が薄い。


四柱神社で奉納された舞には驚いた。若い巫女さんが舞を舞う。
そもそも舞が奉納されること自体が、長野ではまず無い。

もともと長野では式場へ神主さん一人が呼ばれて行って、お払いだけを済ますというのが一般的だ。
音楽がかかるとしたら、当然、録音である。

巫女さんの舞そのものも珍しかったが、横笛と笙(しょう)の生伴奏がついて、朗々とした声で神主さんが歌われたのにはびっくりした。
う~ん、こういうところにも本物を求めるんだね、松本人は・・。

そもそもサイトウキネンの齋藤秀雄先生も松本なら、スズキメソッドの鈴木鎮一先生も松本だ。

実はM氏の一番上のお姉さんが松本に嫁いで、もともと頭が良くて習い事の好きな義姉だったが、
75歳でサックス、つまりサクソフォンを習っていると言うのを聞いて驚いた。

彼女はずっと琴を続けてやってきたので、サクソフォンの先生と琴とサックスのセッションも計画しているらしい。
彼女の一人息子はずっと鈴木メソッドでヴィオラをやり、京大の医学部でもオーケストラに所属していた。
息子を京大出の医者にするなんて、九子じゃ絶対に無理だ!根性なしの母親に出来る話ではない。

彼女がもし長野に嫁いでいたら、長野でサクソフォンの先生がそんなに簡単に見つけられるとは思えない。
こういうのを聞くと、松本の人々が、音楽とか茶の湯とか、日々の糧にはならないものにたくさんの時間やお金を割いているのがよくわかる。


その後の会食会場のレストラン鯛萬も、明治時代の建物をそのまま残して、文明開化の雰囲気を醸し出している。
ここで結婚式を挙げるのが、松本市民の憧れだそうだ。

そして極め付きは、車の窓から見下ろす市内の普通の家々の庭が、どこもかしこも良く手入れされて美しいことだった。

ああ、こりゃあ長野に勝ち目は無いよ、と、九子は完璧に敗北を認めた。

子供達も東京にある店々が松本にはあって長野に無いことを、「ああ、松本に負けたよ~。」と嘆いていたけれど、事はそんなに単純じゃない。


何より松本は隙が無い街なのだ。
当たり前だ、彼らの先祖は武士なのだから・・。

松本市民は志が高いのだ。知識欲と言う意味では、池上彰氏なんかはその最たるものだ。
「学べるニュース」なんかで池上氏の解説を聞くと、彼の知識が緻密なことに驚かれると思う。

実は松本市を含む区域が、長野県一高校入試の競争率が高いのだという。
やっぱり基本、競争社会なんだなあ。

音楽も、茶の湯も、和服の文化も、庭の手入れも、店を小奇麗にしておくことも、すべてが自分を高めることだ。
そういうことを嬉々としてするのが松本市民だ。
少しは競争という側面もあるのだろう。
でも彼らの武士の血筋の中に、そういうものを厭わない頑ななものがあるような感じがする。


長野市民はその点、実に素朴だ。(^^;;
平気で隙をさらけ出す。

みんながみんなとは言わないが、少なくとも九子なんかは典型的だ。

残念ながら、店を綺麗にしようと努力するよりも、このまんまがいいと言って来てくれるお客さん相手に商売しようとか、そんな不遜なことばかりを考えている。(^^;;

そもそもが善光寺商法だ。善光寺がある限り、努力しなくても客は来てくれた。

大事なお客様がいらっしゃるなら、前もって努力して綺麗にしておけばいいのに、「散らかっててすみません。」の一言で済ませようとする。露悪趣味という言葉とはちいと違って、がっかりさせたくないばっかりに、必要以上にダメなところを強調する。

隙がある・・を通り越して、もはや隙ばかりで出来ているのが九子である。(^^;;

もともとが不器用だからして、一生懸命やればやるほど緊張してドジの種をまく。
「ほら、ほら、言ったとおりでしょ。まったくいつもこんななんだから、いやになっちゃうの。」
でもそうして言い訳さえしておけば、努力は最小限で、なんとか相手をがっかりさせずにやり過ごせると考える。

松本市民が100%を狙う完璧主義者だとすれば、長野市民は中庸の5割、6割を重んじる仏教徒と言えるだろうか。

それが積もり積もったものが今の違いなんだね。

そうなのだ!そして九子は、長野そのものなんだよね、きっと。( ^-^)


その長野市も、昨今善光寺近辺ににわかに新しい店が立ち始め、だんだん変わり始めている。
長野オリンピックを契機にしてアーケード通りの屋根が取っ払われてからと言うもの、お世辞かもしれないが「綺麗な街」と言ってくれる人も増えてきた。


残念ながら九子んとこの店は、その「綺麗」な中には確実に入らない。(^^;;

新しく店を出してくれたのは、長野にはまるで無縁の人々である。
彼らの存在によって、長野も少しずつ華やかな街になってくれたらいいのだけれど・・・。


リッチなCさんは、「九子ちゃんちの散らかり方を見ると、ああ長野の家へ来たんだなってやっと安心するのよ。」と言ってくれる。(^^;;
変わりたいと思っても、そういう人が一人でも居ると、九子はなかなか変われない。(^^;;(^^;;

 

 

 

 

 


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岩合光昭 ねこ 展 [<正統、明るいダメ母編>]

あなたはイヌ派だろうか?それともネコ派?

九子はずっと自分はイヌ派だと思っていた。

だって猫など飼った事無いし、もとより我が家は目薬屋。

昭和57年まで家の裏にひなびた工場があって、もともとは軟膏状だった雲切目薬を三日ほど母が一人で機械を回して作っていた。
出来た軟膏を母屋に持って来て、またしても母が一人で調剤室やたまには台所で(^^;;蒸留水に溶かしたり、ビンに分けたり、箱に入れたり・・・。(のどかな時代でした。( ^-^))
本当に出き過ぎ母がたった一人で作ってたんだよねえ。信じられない!

とにかくそんな訳で、衛生上の見地からも我が家で犬猫を飼う事は長い間ご法度だった。

ところが祖父が脳卒中で倒れて、母が祖父のリハビリのために鹿教湯(かけゆ)温泉に行ってる留守に、我が家に泥棒が入った。
裏門を越えて庭からの進入だった。

それでやにわに犬を飼おうと言う事になった訳だ。(庭に放しておけば室内に入らないから、犬ならまあいいか!という訳。)
そのあたりのてんやわんやはこちらを見てください。( ^-^)

結局それ以降犬は3代か4代我が家に居続けた。孫が5人も次々生まれて、母が犬の世話どころじゃなくなってしまうまで・・。(^^;;

だから、ほとんど手の届く所に居ない猫よりは、犬の方が九子に近いと思っていた。


九子は、我ながらあっさりした性格だと思う。

隣の八百屋さんにゆきちゃんという可愛らしい看板犬が居て、犬好きなお客さんがみんな可愛がって、顔がひしゃげるくらい頭をなでたり体中をなでまわしたりしているのだけれど、九子はそういったことをした事が無い。

もちろん可愛いとは思う。だからゆきちゃんの顔を見れば笑うし、小さく声もかける。ただそれだけだ。
たぶん何も通じてない。(^^;;

とにかく手を出すというのが苦手なのだ。

一人っ子で出き過ぎ母になんでもやってもらって育った影響だろうか。自分から手を出さなくても誰かがやってくれるという状況に慣れてしまったのだろうか。

それとも小さい頃から自分一人の世界で遊んでいる習慣がついてしまって、人付き会いの淡白さが、ありとあらゆる物に対する関係性の薄さにつながって行ったものなのだろうか?

たぶん小中学校の調理実習のはてから薬大の実習に至るまで、九子はありとあらゆる場面で参加するイコール手を動かすと言う事に逃げ腰だった。(^^;;
そして今に至るまで、その状況は進展していないように見える。


岩合光昭のねこの写真展」は、どうしても見たいと思って行った訳ではなかった。(岩合さん、すみません。(^^;;)
ところが行ってみたら、偶然その日はサイン会の日で、まだ会場の「ながの東急百貨店」に残っていらした岩合さんご本人にサインを頂く事が出来てしまった。100人限定のサイン会で94番目だった。(なんという強運!(^^;;)

「ねこ」という今日の展覧会の写真のほとんどを、岩合氏が付けられた珠玉の一言といっしょに収められている写真集は、頬ずりしたくなるような猫たちでいっぱいだ。(なか見検索あり!)

ねこ

ねこ

  • 作者: 岩合光昭
  • 出版社/メーカー: クレヴィス
  • 発売日: 2010/03/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

その見返しに岩合氏が一冊一冊、猫のイラストを描いた上にMitu Iwagoとサインして下さった。

写真集を買ったのはM氏なので、もちろん握手はM氏しかしてもらえないと思っていたら、岩合さんが「どうぞ」と目くばせして下さり(のように思えて)、おずおずと(図々しく(^^;;)手を差し出す。

がっちりとした温かい手だったなあ。( ^-^)
M氏と九子は珍しく歩きで来たから、九子の手もあったかかった。
ああ、残念!もっと冷たくてほっそりした手だったら良かったのに・・。(^^;;

まあそんな訳で、俄然展覧会見るのに力入っちゃったのよねえ。( ^-^)

写真はもちろん素晴らしかったけど、一言せりふがとびきり良かった。
ネコの動作に感心したり、想像したり、時には突っ込みを入れたり・・・。そして撮影された土地名が入る。
さすが!岩合さん。ぴかイチの感性は、写真でも文章でも同じように発揮されるんですね。( ^-^)

たとえば岡山県の真鍋島では、外国のタイル屋根のようなマリンブルーの瓦屋根が並んでいる上に7匹の猫が等間隔に、ちょうど瓦一枚分だけ隙間をあけてお行儀よく並んですわっている。

それに対する岩合氏のコメントはこうだ。
「猫はプライバシーを大切にします。」( ^-^)

「遠路はるばるよくいらっしゃいました、と」と書かれた猫たちは、群馬県みなかみ町の2匹。
右側の大柄な猫がまるで満面の愛相笑いを浮かべている旅館の大女将で、左の若い器量よしの猫が美人若女将みたいな風情。

実は九子もちょっとやってみたのだけれど、小学生くらいのお嬢ちゃんを連れたおとうさんが、写真だけ先に見て、一言を当てるというゲームをやっていた。
いろんな風に遊びながら楽しめるのがこの写真展の良さだと思う。( ^-^)

日本の猫が多いのだけれど、外国の猫も時々まざって出てくる。
九子にとっちゃあ猫そのものにあんまり違いはないように思うのだけれど、猫好きなM氏はどこか違うと言う。


最後は岩合さんの飼い猫の天才「海くん」の写真だ。
岩合さんがカメラを構えると即座に身構えて気合の入り方が違う、生まれながらのモデル猫だったそうだ。


やっぱり猫はかわいい。九子は今日から断然ネコ派になったよ。( ^-^)


赤ちゃんが可愛らしいのは、誰もが庇護したくなるような可愛らしさを備える事によって敵から身を守るという自然の摂理だというのを聞いた事がある。
そして赤ちゃんの顔は誰もが愛らしいと思える黄金比で出来ているのだという。
動物の赤ちゃんもこれしかり。

考えてみるとネコの顔の方がイヌのそれより黄金比に近いのではないだろうか。
小さい時は黄金比の犬の顔も長じてくるとやたら長くなったりするが、猫族の方が一様に赤ちゃんの時の顔をとどめている。


九子は昔、パンダに憧れた。
あんなふうに食っちゃ寝してるだけでみんなにちやほやされて愛されるなんて、なんていい暮らしだろうと本気で思っていた。(^^;;

だけどよく考えてみたら、中国の山の中で毎日笹の葉っぱしか食べられない生活なんて冗談じゃなかった!

やっぱネコでしょ!写真展の中にも寝そべってるネコばっかりやたら多かった。
そうじゃなきゃ日なたぼっこしてるとか、お気楽そうなヤツばっかり・・。
いいなあ。なんてうらやましい生活!

でも飼い猫ならともかく、縄張り争いやら食料確保とか煩わしいし、生魚やキャットフードばかり食べさせられるのも大問題だ!

じゃあ結局何になるのが一番幸せなんだろう?

ちょっと考えるだけで正解はすぐに出た!(^^;;

お昼寝しながら雲切目薬売って、お掃除嫌いでも何も言われないし、美味しくないご飯も文句言わずに食べてくれるM氏が夫君で、誰にも命令される訳じゃなく、何やっても叱られる訳じゃなく、眠くなれば寝て、お腹がすけば食べて、こんなお気楽人生他に無いじゃない!
パンダや猫よりあなたの方がよっぽど幸せだよ。(^^;;

願わくはこんな九子の日記を読んで面白いとか楽しいとかばかばかしいとか思って下さる方があらわれて、世の中にはこんなに何にもしなくても何にも出来なくても生きていられる人がいるんだね、自分はまだまだ九子さんよりマシな方じゃんと思ってくれたら・・・。

そう。この日記がネコちゃんみたいに読んで下さるあなたの心を癒せたら一番いいんだけれど・・・・。( ^-^)


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雪かきあれこれ [<正統、明るいダメ母編>]

堰を切ったように雪が降った。
50センチも積もったように感じたが、8年ぶりだかの30センチだそうだ。
それでも30センチと言えば長靴の丈だ。並みの量ではない。

この位の量が降ると長野市では早朝に除雪車が来て車道の部分の雪だけかいて行く。それは有り難いのだが、それぞれのうちの前に車道の雪が高く積まれる。とりあえずそれを片付けるのが現代の雪かきである。

雪国ならではの雪かきという行事は煩わしい反面、少々楽しくもある。

我が町はまだ50、60代の世帯主が幅を効かせ、雪かたづけも行き届いている。
一番いいのは道路の裏にちょろちょろと川が流れていて、雪の捨て場がある事だ。

九子んちの駐車場を通って町の人たちが皆雪を川に捨てに来る。
礼儀正しい町の人たちはみんな「すみませんねえ、ここを通らせてもらって大助かり!」と言ってくれるが、九子にすれば町の人たちが大きな雪ダンプを引っ張って何往復もしてくれるおかげで、駐車場の雪かきが省けてこちらこそ大助かりなのだ。「こちらこそ。雪かきしなくて済んじゃうから有り難いです。」

こういう時九子は「日本人に生まれて良かった!」と思う。中国人じゃあこんなやりとりは出来るまい。
(どんだけ中国嫌いなんだ、(^^;;)

はとこのFさんとKOさん夫妻が例によって仲良く雪かきしている。
なんでも二人は昨日お客さんの接待で志賀高原のホテルに宿泊していたのだそうだ。

「二人で接待なんてずいぶん重要なお客様なのねえ。」
「ほら、例の中国の大金持ちよ。」

KOさんは実は長野電鉄の社長さんだ。
Fさんと二人で社用を兼ねて中国へ行った時、会社を20個も持っていると言うその中国の資産家に引きあわされて接待を受けたのだそうだ。だから今度はそのお返し・・という事らしい。

Fさんが言うには、中国のお金持ちというのはスケールが違うのだそうだ。その資産家御夫妻は裸一貫で20年位前に事業を起こし、身を粉にして働いて今の地位を築いたのだそうだ。

「ふ~ん。それでやっぱりいわゆる『中国人』って感じじゃないの?」
「ぜ~んぜん、ぜんぜん。だってとにかく凄いんだもの。」

何が凄いか気になったがそれ以上踏み込んで聞く時間も無くて、九子は雪をそりに乗せる。

お金持ちになると中国人もおおらかになるのかなあ。
まあいいや。KOさんとこは社長さん夫妻だから中国のお金持ちに会う機会もあるだろうけど、赤貧洗うが如くの(^^;;M氏と九子じゃあそんな人に会えるはずも無いし・・。( まあ会いたくも無いけど・・・。(^^;;)

KOさんは生まれながらの社交家だ。そこに居る誰にでも気楽に声をかける。社長になってもああいう風にされたら、敵はいないだろうなあと思わされる。

九子なんかは顔を合わせてない人には、つまり背中を向けてる人には挨拶なんかしないで通りすぎる事がほとんどだが、KOさんは背中ごしにでも挨拶してくれる。

挨拶をする意義というのを余り意識しなかった九子だが、この頃その大事さを再認識した。
それはニュースで言っていたある情報だ。

タクシー強盗がタクシーに乗った時、運転手さんに話しかけられると強盗をあきらめる確率が高いというのだ。

去年の酷暑の夏に、親に育児放棄された幼い姉弟がマンションの一室で餓死するという痛ましい事件が起きたが、マンションではその後住民たちが自主的に自治組織を作ったそうだ。
隣の人の顔も知らないからこういう事件が起こった。子供の顔も見覚えがあれば、もっと踏み込んだ対応が出来たかもしれないという住民達の善意の一歩だった。

挨拶しなさいというのは、両親からも祖父からも良く言われていたがどうして?と聞いたことはなかった。

挨拶というのはむしろ西欧諸国の方が重要なのかもしれない。
それはやはり、「私には敵意はありません。大丈夫ですよ、安心な人間です。」という狩猟民族ながらの意志表示なのかもしれないが、それをきっかけに会話が始まる良い種になる。

するとそこへ八戸工業と書いたウエアを来た一団が通りかかる。KOさんはすかさず話しかけて何か尋ねている。
KOさんと彼らとの短い会話はさっそくひとつの情報をもたらした。
彼らはエムウエーブで開かれているスケートの高校全国大会に出場するために長野へ来たのだそうだ。

九子ならわざわざ話しかけてまで聞いたりしない。でもそれでは何の情報も得られないって事だ。
KOさんの人生と九子の人生では、情報の量でなんと膨大な差があることだろう。

活禅寺で坐禅を習い立ての頃だったら、ひとつ奮起してKOさんみたいに誰でも気さくに話しかけてみようなどと思って実践していたかもしれない。だけど今の九子は頑張らない。頑張ってもいい事無いとわかったからだ。(^^;;

人にさらっと気楽に話しかけられる人なら話しかければいい。だけど九子は気持ち後引きタイプ。
あの時こう言えば良かった、いや、あんなこと言わなければ良かった、あれはこういう言い方すべきだった、ああ、あの人怒ってないかな?と、絶えず自分が言った事が気になっちゃうから、誰彼構わず話しかけていたら身が持たない。
いや、実際問題として、反省する時間が邪魔をしてそんなに話しかけられるわけが無いのだ。

そもそも九子がそんなにまでして人と話して情報集めたとしたって、その情報を処理するコンピュータの能力が低いんだから仕方ない。
早い話が九子は社長になるべき器ではない!(^^;;


小一時間もすると店の前の雪はあらかた片付く。
日頃身体を動かす事の少ない九子も、いい具合に身体がぽかぽかして心まで爽快だ。( ^-^)


雪国の人はわかるだろうけど、雪かきはこれで終わりじゃないんだなあ。

午後になって車が通って道路脇に積まれた汚れた雪をかたづける仕事が待っている。

これが同じ雪?と思うほど対照的な白と黒、ふんわりさっくりな砂糖菓子を思わせる朝の雪と泥水を含んでカチカチに凍りついた夕方の雪。凍りつかないまでも水を含むと倍ほどにも重くなって扱い難い。
だけどこれをやっとかないと、また夜の間に雪が降って除雪車が出て雪を積み上げていく。

雪かきは九子にとって恰好のエクササイスであることをお判り頂けただろうか。一日でいつもの3倍、いや5倍は身体を動かす。
(えっ?いつもは一体?(^^;;)


ところがもうひとつ、頭のエクササイズがあったのを忘れてた。
大屋根から落ちる雪をどうするかだ。

きたさん曰く、大屋根の瓦はその昔だいぶ高いお金を出して作られたもので、頑丈に(たぶん重く)出来ているらしい。九子のうちの屋根は南を向いているので、雪はみな太陽に溶かされて落ちてくるのであって、瓦ごと落ちるなんて心配はしなくていいと思うのだが、とにかく大屋根から雪が道路になだれ落ちる様子は、知らない人は地震かと思うだろう。

実は今回、九子はその瞬間初めてすぐ下の調剤室に居て、腰が抜けそうにびっくりした。(何十年も生きてきたのに初めてですか?(^^;;)
雪であることはすぐにわかって、表に飛び出した。

誰か、下敷きになっていないか!
誰も居ないようだ!ふ~っ、良かった!

この高さから雪が落ちたら、しかも圧雪だ!頭に当たりでもすればそれこそ死んでしまうかもしれない。
万が一そうなったらどうすればいい? いや、そうならないようにするにはどうする?

一応薬局が入ってる薬剤師保険がカバーはしてくれるはず。でも頭上注意の表示をどうやってどこに出すか?
一つの答えはのぼり旗。これが一番目立つ。

何しろ雲切目薬ののぼり旗をM氏の提案で出すようになってから(M氏もたまにはいい事を言う。(^^;;)わかりにくい薬局や駐車場の場所が少しはわかりやすくなった。

問題はのぼり旗を立てるコンクリートの重石だ。あれをただでさえ狭い道路に並べるのはいかがなものか・・。

隣の八百屋のおじさんは九子の思案を知ってか知らずか「ダイジョー、ダイジョー(大丈夫、大丈夫)、そんなもん無くたって何十年も誰も怪我してねえんだから。」と涼しい顔。

そう言われると尚更心配になる。今まで事故が無かったのはまったくの幸運なのだ。これからも大丈夫と言い切れるはずが無い。
う~ん、難問だ。


薬局の駐車場ももちろん雪かきの守備範囲なのだが、今年は幸運にもやらずに済んだ。
駐車場の西半分の所有者であるイチローおじさんが駐車場の管理会社に雪かきを頼んでくれたと見え、雪かき部隊が除雪車一台と人足3人でやってきた。
「ついでだからお隣もやっておきますよ。」と言ってくれたので雲切目薬を3個差し上げたら、我が家の分の方がきれいに見えるほど隅々までやってくれた。
恐るべし!雲切目薬の威力!(違うか。(^^;;)

そして後に残ったのが見事な雪の山である。車を止めるのに邪魔にならぬよう、川の近くに雪山は出来ていた。

九子なんかはそのうち融けるのを待てばいいつもりだったのだが、ここでM氏が動いた。
毎日毎日30分くらいずつをかけて、雪の山を川に投げ入れて小さくしている。

ビンボー神のM氏は性格もビンボー性と見え、なんか動いていないと落ち着かないらしい。(^^;;
雪の山も3日ほどで半分ほどになった。

あ~あ、なんだか雪の山が小さくなってく様子は、ビンボー神にどぶ川に投げ捨てられてる我が家の資産みたいだよ。
あんまり頑張るんじゃないよ、ビンボー神!(^^;;    


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