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リ○○ンがうつ病に使えなくなった! [<薬のこと、ダメ薬剤師のこと、家のこと>]

リ○○ンについてはリ○○ンをADHDのお子さんに飲ませる際参考にして頂きたい事やアメリカのドラッグ事情にもう十分書いたのでこれ以上書く事もないと思っていたが、昨日のニュースでリ○○ンがうつ病の適応からはずされたと言うのを聞いた。


つまり、うつ病だからと言って精神科を訪れても、もうリ○○ンは手に入らないと言う事だ。
そもそもこれだけ抗うつ薬の種類が増えたのに、第一選択薬にリ○○ンを出す医者がまだ歴然と居るという事自体が信じられないのだけれど・・・。


難治うつ病にリ○○ンが使われてる国は今まで日本だけだったそうだ。


難治うつ病というのが実は曲者で、どんな抗うつ薬を使っても治り難いうつ病ももちろんある。


抗うつ薬というものをはじめて飲んだ途端、ものの10分もしないうちにうつ病が治ってしまったと言う前歴の有る九子からすると、何年もウツの症状を抱えて生きていらっしゃる方々はどんなにかお辛いだろうと本当にお気の毒に思う。


特に老年期と言われる時期に発症したものは、治るのに何年もかかり、治り難いのだそうだ。


ただ、基本的にうつ病と言うのは薬が良く効く事が大半なのだ。
脳内のセロトニンが不足して生じるので、セロトニンの量を上げてやれば治ると言う単純な発想だ。


ところが薬が効かないという人々の中には、実は本来のうつ病でない人が居る。


うつ病ではなくてもうつ状態があれば、医者は抗うつ薬を簡単に処方してくれる。


うつ状態というのは、基本的に「気分が沈む」という自己申告だけで成立する。
他の病気のように、CTやらMRIやらで客観的に診断出来るわけではない。


うつ病でないと、どんな抗うつ薬を飲んでもあまり的確に効かない。
その結果、いろいろに薬を変えた挙句、最後に残ったのがリ○○ンという最悪のパターンが出現する。
(リ○○ンが欲しかった本人にとっては最良の・・・か。)


そもそもリ○○ンとは覚醒剤の親戚である。
飲むと気分がめちゃめちゃ良くなるらしい。


本来のうつ病でないうつ病の人の中には慢性的な軽いうつ状態を抱えている人が多いので、一旦飲みだすとなかなか止められない。抗うつ薬では良く効かなかったけれど、リ○○なら幸福感が得られるからだ。


中には水に溶いて注射したり、粉末にして鼻から吸い込んだりする人間も出てきて、そういう使い方をすると余計に、中毒や血栓症やAIDSに至るまで、危険性は増幅していくらしい。


もちろんADHDのお子さんやナルコレプシーの患者さんに使う分にはこの限りではない。


偶然見つけた米国メリーランド大学の文献を読むと、こういう事が書いてある。
(九子の英訳はいつも言うようにいいかげんなので、どうか御自身で原文をあたって確かめて下さい。)EXCITE翻訳はこちら。 )





Effects on the Brain(脳への影響)
精神刺激薬のコカインや覚醒剤のアンフェタミンと同様、リ○○ンは神経伝達物質ドパミンの活性を高めて喜びを感じたり、行動を規制したりする。
アンフェタミンはドパミンが多く放出されるように刺激するが、コカインとリ○○ンはドパミンの放出元のニューロンに再取り込みする伝達物質を阻害する。(注:どちらにしても、ドパミンはシナプスに多く溜まる。)

ADHDを持った人になぜリ○○ンが効くのかと言う理由のひとつに、ADHDの人は一般人よりもドパミンの伝達物質が多いことがあげられる。


過剰な伝達物質は、シナプスに放出されたドパミンを受容体に届く前にシナプスから運び去り、そのためADHD患者の集中力維持回路は、常に必要よりも刺激の低い状態にある。


伝達物質を阻止することにより、リ○○ンは受容体に到達するドパミンの量を増し、それによって集中信号を高め、ADHD患者が集中出来る手助けをする。


リ○○ンは経口投与された時、ドパミン量を一時間くらいかけてゆっくりと上げる。
それに対してコカインは、吸入したり注射したりして用いると数秒で脳に到達し、ハイな気分を引き起こす。


Short-Term Effects(短期的影響)
リ○○ンの効果や副作用は、覚せい剤アンフェタミンのそれと類似である。
他のいろいろな物質同様、リ○○ンの効果は服用量に比例する。


リ○○ンの治療量は6歳以上の子供の場合で5~10mgを一日1度~3度位であるが、大人であっても一日60mgを越えてはならない。


リ○○ンを常習的に服用する人は一日に数百ミリグラムを服用するようになり、期待する効果を得るために服用量が更に増えて耐性を生じる。







九子が尊敬するDr.林が推薦する医療サイトでは、最新の情報としてこんな記事が載っていた。





2007年8月9日 最近の研究でリ○○ン(脳内の細胞外ドパミン量を増やす作用がある)を静脈内投与した時、ADHDを持つ成人は一般成人よりも尾状核・・脳内の集中力や認知力をつかさどる部位・・に放出されるドパミン量が低いことが分かった。

このメチルフェニデート(リ○○ン)に対する反応の鈍さが、集中力の無さやドラッグに対する強い嗜好に関連し、ADHD患者においてはドパミンの機能不全が集中力の無さやドラッグ依存症を招く危険が高い事を明らかにした。


Why Stimulants Work, Risk for Drug Abuse is High
(なぜ刺激物質は働き、ドラッグ中毒の危険はふえるのか)


Dr. Volkowは、研究はなぜ刺激物質のリ○○ンやアンフェタミンがADHDに効くのかを明らかにする手がかりになると言う。それらはADHD患者の脳内で、ドパミンの弱い信号を大きくする働きをしているからだ。


研究はさらに、ADHDを持つ人々が普通の人々に比べてドラッグ中毒になる危険がなぜ高いのかも明らかにしている。
ドラッグはADHDの人の脳の中のドパミン量を一時的に高める働きをする。だから彼らは、ハイになりたくてドラッグをやるのではなく、ドラッグをやると気持ちが良くなるから止められなくなるのだ。


「ADHDの子供たちや若者たちを正しく評価し診断し、正しく治療することがドラッグ中毒から彼らを守るためにも大切です。そうでないと彼らは薬を勝手に飲んでしまいます。」







リ○○ンそのものをまだご存知ない人にはこの記事もいい。またADHDのお子さんにリタリンを飲ませているお母さんの救いにもなる。




What is Ritalin?(リタリンとは?)
リ○○ンとはメチルフェニデートの商品名で、ADHD(注意散漫多動性障害)の子供たちに処方されたり、またナルコレプシーという眠り病に処方される。リタリンは中枢神経系を刺激して覚せい剤のアンフェタミンよりは効果は低いけれど、カフェインよりも高い効果を示す。

リ○○ンは多動の子供たちを静かにさせるのに優れた効果を示し、またADHDの子供たちを集中させる効果もある。


処方どおりに飲む限り、リ○○ンは非常に価値のある薬だ。
精神医学会の更なる研究によると、ADHD患者が治療として薬を飲む範囲において、リ○○ンは中毒(依存)症状を起こさない。なぜならそれは治療薬としての作用だからだ。


しかしながら、最近のようにADHD以外の人が治療の範囲外でリ○○ンを使うと、中毒(依存)が生じる。


この錠剤をつぶしてコカインのように吸引したり、水にとかしてヘロインのように注射したりすると、強力な精神刺激作用と重篤な健康危害を及ぼす。







多くのリ○○ンを飲ませているADHDのお子さんを持つお母さんにとって、この記事ほどほっとするものはないのではないか。治療薬として使われている限りリ○○ンは中毒(依存)を生じないと言う事が明確に書かれているのだから・・。


ただ、心配なこともひとつある。


ADHDという障害が、刺激物質(たとえば覚せい剤とか麻薬など)を飲むことによって症状が和らぐ性質があるということだ。


しかも処方量のリ○○ンなら1時間かかるところをほんの数秒で楽になってしまう。


これは一度その良さに嵌ってしまうと、なかなか抜け出せない甘い誘惑と言う事になりかねない。


だが、数秒で脳に至るような薬の飲み方が恐ろしい中毒を招き、ゆっくりと脳に達するならば中毒に至らないという証明がされた。


だからADHDのお子さんは、少なくとも成長してその症状が軽くなるまで、お医者さん通いを止めるべきではないと思う。もちろんお母さん方は、お子さんがドラッグに手を染めないように常に関心を持って見守っていて欲しい。


以前の日記で九子はリ○○ンの依存性について大変心配していたのだが、今回それについては心配する必要が無かった事がわかった。これはADHDをお持ちのお子さんとお母さんにとって大きな救いだ。



そしてもう一つの大きな心配は、今まで密かにリ○○ンを処方してもらっていた「うつ病」と称する人々のことだ。


彼らはこれから一体どうするのだろう。


必要以外の人間がリ○○ンを勝手に飲んでしまって居たわけだから、中毒とか依存という状態に陥ってしまっている可能性は高い。


ネットでリ○○ンを個人輸入するのが、一番てっとり早いかもしれない。


くれぐれも覚せい剤やらドラッグやらにだけは手を染めて欲しくない。


九子が学校薬剤師というのを仰せつかっていた時、「ダメ!絶対!」という薬剤師会の麻薬撲滅キャンペーンがあって、覚せい剤防止の啓発授業みたいなのがあった。


その時に買ったのがこの世にも恐ろしげなる絵本だ。体も心もぼろぼろにする 恐ろしい薬物乱用 (写真を見ながら学べるビジュアル版・新健康教育シリーズ)の画像


覚せい剤中毒で死んだ人の臓器が正常の人のそれと比べてこれでもか、これでもかと書いてあって、小学生にも視覚的に怖さが伝わる。



クスリはリスク。薬は毒。
覚せい剤やドラッグなんて「ダメ!絶対!」

薬は正しく使いましょう。( ^-^)


★平成19年10月 リタリンはうつ病への適応を除外され、子供のADHD患者向けには別の名前で処方される事になりました。
 今まで依存症の不安に悩まれながらADHDのお子さんにリ○○ンを投与されていらっしゃったお母様方、ご安心ください。( ^-^)



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よぽぽ

[掲示板への書き込みありがとうございます]
掲示板へ書き込みありがとうございました。
ついに新しいパソコンを購入しました。
もう1年まえくらいから調子悪かったですし
もうすぐ購入から5年経つので壊れても仕方なかった
のですけど…

薬の服用は気をつけないといけないですね。
私はまた必要以上に薬が効きすぎてしまう体質のようで
うっかり市販の薬とか飲めないです。

近頃は少々欝っぽい感もあるのですが、
こんなときはあせってもしょうがないと思って
家で思い切り!?クタクタしてます。(^^;
でも、家でクタクタしてる分には他人には迷惑かけませんから
下手に出歩いて事故でも起こすよりいいよね
と家族に言い訳しております。
by よぽぽ (2007-09-24 19:17) 

eiko

[リタリン]
この記事を読んで一番に怖いのが、何もする気がない=うつ病
と結びつくことが怖いですねぇ~案外と、真のうつ病でない人が
うつ病の治療薬を使うことが怖いですねぇ~
それと、眠れないからと睡眠薬を使う人
これも怖いですねぇ~薬を安易に用いる心も怖いですね~
by eiko (2007-09-24 21:30) 

九子

[よぽぽさん!( ^-^)]
私も随分長いことwindows98SEというので頑張ってましたが、XPに変えたらすごく楽になりました。何より固まるって事がほとんど無くなりました。
よぽぽさんのはvistaかな?
新しい方が何かと便利みたいですね。( ^-^)

よぽぽさんは薬が効く体質なんですね。
確かに効き易い人は気を付けなければいけないこともあるけれど、ある意味大きな病気の時は良かったりするかも・・。

もちろん病気にならないに越した事無いんだけど・・。(^^;;

調子が悪いときは家でごろごろが一番ですよ。( ^-^)

私も無理出来ないので(やっぱり少々無理すると、朝嫌な夢見て目が覚めたりするんだよね。それがウツの前駆症状みたいなの。)出来る限り用事は一日ひとつと割り切って(^^;;、あとは楽う~にしております。

こういう生活していると、絶対に体力はつきませんね。(^^;;

よぽぽさんも真面目な人だから、あんまり頑張り過ぎて倒れちゃう前に、休憩を取るように心がけてくださいね。( ^-^)

でも、ター坊君のこと、一段落で本当に良かったですね。
( ^-^)
by 九子 (2007-09-24 22:07) 

九子

[eikoさん、いらっしゃいませ!( ^-^)]
はるばるお越し頂き、有り難うございます。m(_ _)m

うん。実はそうなんです。
http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/qajinkaku1.html

上のリンクですが、「うつ病ではないうつ病」の患者さんに困らされている人がどれだけ多いか良くわかります。

そうそう。薬を安易に使うのは本当に怖いのですが、ただひとつ。睡眠薬は飲んだ方がいいみたいですよ。

私の主治医の精神科の先生の専門がアルコール中毒症なんですが、眠れないからといってアルコールに頼るほど怖いことは無いそうです。睡眠薬の方がずっと害が少ないんですって!

eikoさんはお酒は強いのかな?(なんか強そうなイメージはあるんだけれど・・(^^;;)

お酒も時には薬より怖いそうですので、どうかご注意くださいね。
( ^-^)

コメント、有り難う!
by 九子 (2007-09-24 22:19) 

もりのくまさん

[リタリン服用者です]
こんばんは。はじめまして。

服用している人もさまざまで、私は多幸感や爽快感は感じたことがありません。ただ、うつ状態から社会生活が送れる程度まで引っ張り上げてくれる薬だと思っています。引っ張り上げたら、あとは抗うつ剤でそれを維持。

半ばヒキコモリのような生活から、なんとか派遣社員として働けるまでにしてくれた恩義あるお薬です。ただ、効き目が切れたときの疲労感だけはどうにもなりません。一瞬、明日の分まで飲んじゃおうかな…という誘惑に駆られます。これが依存への第一歩だと思っているので、自制していますけれども。

仕事がない日は休薬日にしています。上手に付き合っていけば、悪い薬ではないと思います。この一週間ばかりのリタリンバッシングで、お薬が手に入らなくなると、困ってしまいます。またヒキコモリに逆戻りか…と。

乱用できないような、よいシステムができればよいのですが。
by もりのくまさん (2007-10-03 03:44) 

九子

もりのくまさんさん、もう10年も経ってからコメントいただいている事に気がつくうっかり者です。本当にごめんなさい。
メールを差し上げるつもりでしたが、アドレスも変わっていらっしゃるようなので、もう見ていただけるはずも無いコメント欄にお返事いたします。

>半ばヒキコモリのような生活から、なんとか派遣社員として働けるまでにしてくれた恩義あるお薬です。

それは素晴らしい!出会ったことにどんなに感謝なさったことか、お気持ち痛いほどわかります。

>ただ、効き目が切れたときの疲労感だけはどうにもなりません。一瞬、明日の分まで飲んじゃおうかな…という誘惑に駆られます。これが依存への第一歩だと思っているので、自制していますけれども。

これも凄いと思います!自分の意志の力で飲みたい気持ちをコントロールしていらっしゃるんですもの。世の中もりのくまさんさんみたいな人だらけなら濫用などは起こらなかったと思います。

おっしゃるとおり、使い方さえ間違えなければ素晴らしい薬だと思います。

>リタリンバッシングで、お薬が手に入らなくなると、困ってしまいます。
本当ですね。必要としている方、特に、濫用の心配のない方には、今までどおり
お医者さんで手に入るような仕組みがずっと続くことを願っています。

万が一、万が一このお返事を呼んでくださったら、どうぞメールを下さい。
左欄の上の方にメルアドがございます。

本当に本当に、遅いお返事、まことに申し訳ありませんでした。<(_ _)>
by 九子 (2017-05-24 12:00) 

Stephencax

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by Stephencax (2019-01-17 02:11) 

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